北海道ニュース&タイムリー

北海道の情報と全国の選挙情報をスピーディーに

スポーツ

ボクシングの亀海喜寛がWBO世界戦に挑戦 札幌出身の無名の実力者

投稿日:

ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級6位の亀海喜寛(34=帝拳)が8月26日(日本時間同27日)、米国で同級王座決定戦に臨む。札幌市出身で札幌商高(現北海学園札幌)では高校総体で優勝。帝京大ではアマ3冠になった男の初の世界戦だ。

引用:Getty Images

21世紀に突入した最初の高校総体が開催された2000年のボクシング。8月の猛暑の中、岐阜で亀海を取材した。ライト級決勝。亀海の動きは別格だった。相手のパンチがほとんど当たらない。動きを読み、瞬時に放つカウンターで相手をほんろう。大差で成し得た勝利にも「うれしさは特にありません。ここを目指しているわけではないから」。試合後、きれいな顔で笑顔を見せながら、そう答えた。

同年3月の全国高校選抜で優勝している。約半年後に迎えた総体では、全階級で最も優勝が固いといわれていたのが亀海だった。なので、こちらとしても決勝までは他競技の取材をし、最後の決勝だけ亀海の勝利を取材する算段だった。それを見通して「最後に取材にくるなんで、ちょっとズルくありませんか」とちゃめっ気たっぷりに私に言った。強いけど憎めない男だった。あれから17年がたった。

米国の理想郷で「新の強さ」を目指す男の一つの舞台が世界戦

精かんな顔立ち、ひと回り大きくなった体など、高校時代とは変わった。ただ、変わらないものがある。「オーラもなかったし、体も小さいと感じた」。亀海が口にした今回の世界戦で、4階級制覇した世界的なスター、ミゲル・コット(36=プエルトリコ)を評したコメントだ。思ったことを飾ることなく、過小も過大も口にしない。裏表のない性格は健在と感じた。

帝京大でアマ3冠に輝き、2005年にプロの道に入った。2010年に日本スーパーライト級の王者になった。11年に同タイトルを返上し、ウエルター級へ転向し、活動の拠点を米国に移した。日本のファンには多く認知されていないのが、その理由だ。ボクシングに対するストイックな思いと難敵の多い米国こそ、亀海が求めていた理想郷だった。

今回の世界戦は日本で知られていない世界ボクシング機構のWBOだ。日本ボクシングコミッション(JCB)ではWBA(世界ボクシング協会)とWBC(世界ボクシング評議会)の2団体が公認されている。理由は世界王者が乱立するのを避けるためで、IBF(国際ボクシング連盟)もWBOと同様の扱いだ。

ただし、亀海にとっては団体がどこであろうが関係ない。8月26日付の日刊スポーツに「ベルトではないです、目標にしているのは」とのコメントが載った。17年前の高校総体と変わらぬマインドが亀海にあった。「真の強さ」を求めている無名の実力者の戦いを楽しみにしている。

◇亀海喜寛(かめがい・よしひろ)1982年11月12日生まれ。札幌市出身。2000年高校総体ライト級優勝、2004年帝京大4年で全日本選手権ライトウエルターなどアマ3冠を達成。2005年にプロに転向し、10年日本スーパーライト級、13年東洋太平洋ウエルター級王者。27勝(24KO)3敗2分け。右ボクサーファイター。175cm。

右上

右上




右上

右上




-スポーツ
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

AlphaOmega Captcha Classica  –  Enter Security Code
     
 

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

北海道のウィンターゴルフが「スポーツ文化ツーリズムアワード」受賞

冬の北海道でゴルフができる-。冬期間は雪のため、クローズしていたゴルフ場の有効活用で、雪上で行う「ウィンターゴルフ」がブームになっている。11月22日、3庁連携プロジェクトの「スポーツ文化ツーリズムア …

W杯サッカーの日本対コロンビア戦 キックオフやテレビ放映の時間など

サッカーのFIFAワールドカップロシア大会が開幕した。日本は6月19日の初戦で強豪のコロンビアと対戦する。2014年のワールドカップブラジル大会でも初戦で当たり、1-4で敗れている。今回はリベンジマッ …

平昌五輪スピードスケート高木姉妹 団体追い抜きで冬季史上初の金狙い

平昌五輪女子スピードスケートチームパシュート(団体追い抜き)準々決勝が、2月19日20時から行われる。注目は高木菜那(25=日本電産サンキョー-帯広南商高)と美帆(23=日体大助手、日体大-帯広南商高 …

札幌が招致を目指す26年冬季五輪 Sスケート会場を十勝オーバルで検討

2026年冬季五輪・パラリンピックの招致を目指している札幌市の秋元克広市長は11月14日、スピードスケート会場を帯広市の「明治北海道十勝オーバル」を中心に検討する方針を明かした。札幌市南区の道立真駒内 …

北海道十勝スカイアースがJ昇格へ向けて第一歩 2018年道リーグ開幕

サッカーの北海道十勝スカイアースのJリーグ参入を本格的に目指すシーズンが始まった。5月13日、第41回北海道サッカーリーグが開幕した。今季は新潟でプレーした元Jリーガーの梅山修監督を迎え、Jリーグ経験 …

検索

このサイトについて

ベスト1=札幌市在住の40代のトレンドマニア。北海道の今をお伝えします。

注目記事

アーカイブ

記事分類

2017年8月
    9月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ニュース、話題、観光、スポーツ情報などが満載