屋外飛行場国内最大級のドローンスクールが、9月8日に北海道新冠町に開校する。「ドローンスクール北海道新冠校」で、東京ドーム12個分に相当する561,060㎡の敷地面積を擁する。同8日の開校式には式典に加え、体験操縦イベントなどを実施する。 スポンサーリンク
東京ドーム12個分の広大な敷地面積
同校は北海道日高地方のほぼ中央部に位置しており、旧大狩部小学校校舎に事務所を置く。スクールの運営は地元の建設業、ケイセイマサキ建設(新冠町)が担当する。
同所は豊富な地形に富んだ自然環境で、ドローンの操縦訓練に適している。太平洋を望み、山林や平野などさまざまな状況に応じた操縦訓練を行うことができる。屋外飛行場として一般開放も行い、多くの使途に対応した練習環境としても提供する。
同校を統括運営するのは、産業用ドローンの開発・販売を行う「スカイロボット」(東京)。同社は一般社団法人ドローン操縦士協会認定の「ドローンスクールジャパン」を東京・神奈川・仙台・静岡・大阪・福岡で運営している。
ドローンは農林業の生育観察、捜索活動、観光用動画撮影などに活用されるなど急増中の分野で、その市場規模が15兆円ともいわれている。トンネルや橋りょう、太陽光パネルなど、行政が管理する工作物への点検運用にも利用されている。しかし、現状ではドローンを操作する操縦士が不足している。
資格取得には2種類のコースがある
【ドローンスクール講習内容】
ドローンに全く触れたことのない人が対象の2日間限定のカリキュラム「フライトコース」では基本動作を中心に操縦に必要な25種類の技能を2日間で習得できる。「ビジネスコース」では、プロ操縦士としての基礎技術が身につく20種類の技術習得を目指す。
【スクール概要】
名称:ドローンスクールジャパン北海道新冠校
住所:北海道新冠町字大狩部98-1
アクセス:
・札幌市市内から車で2時間
・新千歳空港から車で1時間20分
・苫小牧市内から車で1時間
営業時間:9時~17時
休日:土・日・祝日
電話:0146-49-0125
FAX:0146-47-6005
メールアドレス:dsj.hokkaido.n@gmail.com
ホームページ:http://dsj-nikappu.com/
「ドローンスクールジャパン」は、ドローン操縦士の育成を手掛けるスカイロボットが運営。2016年4月に神奈川県寒川町に「ドローンスクールジャパン神奈川校」、同10月に東京都江東区塩見に「東京校」、同11月に静岡県掛川市に「静岡掛川校」を開校している。2017年9月までに千葉と福島の両県を含めて、全国で新たに8校の開校を予定している。
運営するスカイロボットは2014年9月に設立。産業用ドローンの先駆者として、社会のニーズに適合したドローンの開発・運用などを行っている。ドローンとAI(人工知能)を組み合わせた探査レスキューシステムの事業なども展開している。