ドラッグストア大手のサッポロドラッグストアー(札幌)が11月2日、北海道外で初の出店となる「北海道くらし百貨店 沖縄国際通り」をオープンした。北海道の食材などを沖縄でPRする“南北縦断”作戦で、海産物を中心とした北海道の名産・特産品を南国で味わえる。
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北海道の食材など約1200種を沖縄で展開
「北海道くらし百貨店」は、サッポロドラッグストアーの新規事業として立ち上げた。第1号店は2017年6月に札幌市中央区に誕生。あまり北海道に触れる機会の少ない沖縄に着目し、北海道の魅力的な食材をPRするために出店した。商品は約1200種を用意している。
沖縄店のコンセプトは「北海道民が本当にお勧めする逸品」。海鮮類、北海道産生ミルクソフトクリーム、さらにオリジナル商品など、豊富な商品をラインアップして取りそろえた。北海道の地酒や食事ができる居酒屋形式の「北海道 海鮮処 えん」も併設し、沖縄県民に北国のおいしさを広くアピールしている。
札幌市内などには、沖縄料理や沖縄の食材を取り扱う店舗があるが、その逆だとほとんど前例がなかった。南北の食材を通じて、味の交流が活性化することにも期待がもたれる。店舗は多くの観光客が詰めかける県内最大の「沖縄国際通り」にあるので、PR効果も抜群だ。
店内は4つのエリアで構成して魅力を発信
店内は4つのエリアで構成し、北海道の魅力を存分に伝えている。ショッピングをはじめ、飲食施設などに大別される。
1.北海道「食」のミュージアム
北海道といえば、まずは魚介類などの海鮮。沖縄県民にとって、あまりなじみのないタラバガニ、毛ガニなどを集めた。このほか、北海道限定のドリンク、トウキビ、チーズなどを厳選。北見産のタマネギをふんだんに使用したオニオンスープも提供する。
2.北海道クラフトの森
白樺をイメージした空間に、北海道で活動するアーティストや作家が制作した商品を展開。オリジナルのアロマオイルなども置いている。
3.テイクアウトコーナー
濃厚な北海道産の生乳をたっぷり使用したソフトクリーム、北海道焙煎(ばいせん)オリジナルブレンドコーヒーなどを販売。
4.北海道 海鮮処 えん
ウニ、カニ、イクラなど北海道代表の海鮮をぜいたくに使った12種類の海鮮丼をランチタイムで提供。夜は刺し身やザンギ(鳥のから揚げ)を地酒とともに味わえる居酒屋形式として利用できる。団体や宴会も可能な95席を用意した。
【店舗概要】
店舗名:北海道くらし百貨店 沖縄国際通り
所在地:沖縄県那覇市久茂地3丁目3番16号 サツドラ沖縄国際通り店2階
営業時間:年中無休で10~23時(北海道 海鮮処 えんは11~23時)
URL:https://satudora.jp/shop/kurashidep-okinawakokusai/