冬の北海道でゴルフができる-。冬期間は雪のため、クローズしていたゴルフ場の有効活用で、雪上で行う「ウィンターゴルフ」がブームになっている。11月22日、3庁連携プロジェクトの「スポーツ文化ツーリズムアワード2017」で、日本初のウィンターゴルフが部門入賞した。
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世界発信する日本初の新アクティビティー
「スポーツ文化ツーリズムアワード2017」は、スポーツ庁、文化庁、観光庁の3庁連携プロジェクトの一環で行う事業。11月22日にスポーツ庁の鈴木大地長官から、ウィンターゴルフを運営する「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」(東京)が、日本初の新たな取り組みとしてチャレンジ部門で表彰された。
GDOでは冬期間、降雪・積雪のため、クローズしていた北海道のゴルフ場に着目。豊富な雪を逆に観光資源に代え、画期的なウィンターゴルフの実現を成功させた、冬の北海道でもゴルフがしたいという希望者も多かった。
【ウィンターゴルフの受賞理由】
1.冬期間はクローズしていた北海道のゴルフ場で、豊富な雪を活用した日本初の取り組みに期待
2.ゴルフ以外に地域企業、地域住民が協力し、地元食材を使った料理の提供など地域活性化が見込める
北海道のスキー・スケート以外のウインタースポーツとして、今後の発展に向けた可能性も出てくる。特にアジア圏の多くのインバウンド(訪日外国人)は、ウインタースポーツを楽しめる環境にない。北海道をPRするユニークな方法として注目を集めている。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、異なる視点からスポーツ文化の機運を高めるきっかけにもなる。
今季で3回目の開催!着実に盛り上がっている
ウィンターゴルフは、フランスが発祥とされる。グリーンランドなどの寒冷地では定期的にラウンドが開催され、世界大会も開かれるなど盛り上がりを見せている。冬期間はクローズされるゴルフ場のほか、スキー場などでも行われる。
ラウンドは通常のクラブやボールと同じだが、雪上で視認性を高めるため、カラーボールを使用。フェアウエーはスキー場にあるような圧雪車で整備し、ラフに相当するゾーンを未整備の深雪にしている。グリーンは圧雪し、人工芝を設置して通常より一回り大きいカップを設置する。ゴルファーは防寒具で身を固めている。
【2018年シーズンのウィンターゴルフの開催日程など】
日程:2017年12月23日(土)~2018年3月4日(日)
大会:2018年1月27日「ウィンターゴルフGDO大会」
場所:GOLF5カントリー美唄コース
住所:〒079-0261 北海道美唄(びばい)市茶志内町250-1
電話:0126-65-2889
URL:http://www.alpen-group.net/bibai/access.html