STVが今年も快挙を達成した。2017年の1年間(52週平均)の札幌地区の視聴率が1月4日、確定した。STVは「全日」「ゴールデン」「プライム」の3部門を制して、10年連続3冠に輝いた。節目の10度目の快挙で、他局の追随を許さない完全勝利を飾った。
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25年連続の全国最長記録も更新中
ビデオリサーチ(札幌地区)が、2017年1月2日~12月31日までの「年間テレビ平均視聴率」を算出した。STVは各時間帯別の3部門制覇に加え、月間視聴率も25カ月連続で3冠に輝いた。さらに、「全日」では1993年以来、25年連続でトップを独走。日報地区では、全国最長記録を更新中だ。
【2017年 テレビ年間平均視聴率(札幌地区)】
STV 全日=9.4%①・ゴールデン=13.7%①・プライム=13.3%①
HBC 全日=7.3%②・ゴールデン=11.3%②・プライム=11.1%②
HTB 全日=7.3%②・ゴールデン=10.4%③・プライム=10.7%③
UHB 全日=6.2%④・ゴールデン=9.9%④・プライム=9.5%④
NHK 全日=5.5%⑤・ゴールデン=8.6%⑤・プライム=7.4%⑤
TVH 全日=2.9%⑥・ゴールデン=6.8%⑥・プライム=6.1%⑥
※○数字は順位、ビデオリサーチ札幌地区調べ
STVは「全日」「ゴールデン」「プライム」の3部門とも、2位のHBCに2.0ポイント以上の差をつける圧勝ぶり。特に「ゴールデン」と「プライム」は、ともに13%以上の高視聴率をマークしている。最下位のTVHとはこの2部門で2倍以上の開きを見せている。
バランス感覚に優れた自社番組と全国番組
STVが10年連続の快挙を成し遂げたのは、自社制作番組と全国ネット番組のバランスの良さが際立っているからだ。看板番組の「どさんこワイド朝」(月~金曜、5~6時半)、「ZIP!」が好調で、春の大幅リニューアルが多くの視聴者に受け入れられた形だ。
夕方の時間帯の情報番組「どさんこワイド179」(月~金曜、15時48分~19時)が、同時間帯でダントツの視聴率を誇り、これが「全日」部門を大きくリードした結果となった。
全国ネット番組では、40周年を迎えた「24時間テレビ」が歴代トップタイの高視聴率をマーク。これらの数値が、STVをはじめとする系列局の視聴率の底上げにつながった。
【全国ネット(日本テレビ)の15%以上の高視聴率番組】
・世界まる見え!テレビ特捜部(月曜・20~21時)
・天才!志村どうぶつ園(土曜・19~19時56分)
・ザ!鉄腕!DASH!!(日曜・19~19時58分)
・世界の果てまでイッテQ!(日曜・19時58~20時54)
・行列のできる法律相談所(日曜・21~21時54分)
この5つのレギュラー番組の高視聴率に加え、ドラマも15~16%と好成績を記録している。現状でSTVが王座から陥落する要素が見当たらないほどの強さだ。