ゴールデンウイーク(GW)前半を控えた4月27日、道の駅石狩「あいろーど厚田」(石狩市厚田区)がオープンした。アクセス路の国道231号は、駐車場待ちで最大2時間超の待ち時間となる大渋滞も発生。限定200食の「石狩二三一」の「にしんばってら」(1000円)は即完売する人気ぶりだ。
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道内120番目の「道の駅」としてオープン
「あいろーど厚田」は、北海道の120番目の「道の駅」としてオープンした。札幌市と留萌市のほぼ中間に位置する。札幌市から日本海に面した国道231号沿いに北上すると、通常で70分で到着する。
▽道の駅石狩「あいろーど」
営業時間:9~18時(飲食店テナントは10時半~17時)
住所:石狩市厚田区厚田98-2
電話:0133-78-2300
駐車場:154台
面積:2万4500㎡
トイレ:21器=24時間利用可能
定休日:無休
「あいろーど厚田」は国土交通省から重点「道の駅」にも選定されている。従来の道の駅の機能に加え、地方創生として地域振興の役割を果たすための拠点になっている。地域の魅力を発信する重要な存在だ。
「あいろーど厚田」の名前の由来は石狩市=i、厚田区に吹く幸運を運ぶ「あい風」、隣区の浜益区の「愛冠岬」の3地点をつなぐ国道231号を「あいロード」と命名していることから。
石狩二三一の「にしんばってら」は超人気
「あいろーど厚田」の建物は鉄筋コンクリート造3階建てで、述べ床面積が1333㎡(約403坪)。1階に地元食材や商品などを取りそろえた店舗、地域情報などを発信するフロアとなっている。
2階は飲食店のテナントがある。注目は石狩二三一の「にしんばってら」で、地元・厚田産のニシンと数の子が入っている「親子バッテラ」だ。オープン直後には完売する人気ぶりで、かなり貴重な商品となっている。屋外では地元産の望来豚をたっぷり使った豚まん(400円)も人気だ。
このほか、2階には旧厚田村出身の歴史小説・子母澤寛の原稿など貴重な作品を展示している。3階は日本海に沈む美しい夕日を観賞できる展望フロアとデッキを併設している。暖かくなるこの時期には、潮風も柔らかくなってくる。
【飲食テナント】
▽一純
厚田産そば粉による10割そばで、厚田産のニシンの甘露煮を使った「にしんそば」がおすすめ。厚揚げ、地元産野菜のかき揚げの各種そばもある
▽Lico Lico厚田
道内に数店を展開するジェラート専門店で、地元食材を使った新商品を開発。シングル390円、ダブル470円、トリプル550円で提供している
▽Bakery&Pizza
ピザは厚田産のタコ、望来豚のソーセージ、地元の野菜を使用。注文を受けてから焼き上げるこだわりのスタイルで提供している。ピザはホールで700円
▽石狩二三一
札幌市内で営業する海鮮寿司居酒屋の姉妹店で、厚田産ニシンの数の子を使った「にしんばってら」が絶品。6カットあり、2人で食べても十分な量だ
▽地産地消とみき厚田店
サケやイクラなどの海鮮をふんだんに使用した「石狩丼」を提供している。夏季はバーベキューも楽しめる。「あいろーど厚田」アネックスで営業
GWや連休・休日には渋滞を覚悟
「あいろーど厚田」にアクセスする国道231号は、GW前半に大渋滞となった。駐車場待ちで1、2時間待ちは当たり前で、渋滞の列が9㎞にも及んだ。もともと、海水浴シーズンや盆に渋滞する国道として知られている。
4/29 09:20現在、道の駅石狩「あいろーど厚田」駐車場へ繋がる国道231号線は120分以上待ちの渋滞となっております。#あいろーど厚田
— 株式会社 あい風 (@AIKAZE_ATSUTA) 2018年4月29日
4/29 12:30現在、道の駅石狩「あいろーど厚田」駐車場へ繋がる国道231号線は、望来から9km以上の大渋滞となっております。#あいろーど厚田
— 株式会社 あい風 (@AIKAZE_ATSUTA) 2018年4月29日
このため、連休中に計画を立てる場合は、余裕を持ったスケジューリングが必要だ。休日や連休を避けて、平日に行ってみるのもおすすめだ。