任期満了に伴う新潟県田上町長選挙は5月29日、告示された。投開票は6月3日。立候補をした前同町議の今井幸代氏(33)=自民推薦=は2児の母親で、当選を決めれば全国最年少町長の誕生になる。5期目で引退する佐藤邦義町長(76)の後継指名を受け、美人すぎる町議として注目を集める今井氏の経歴や公約、主張、情勢予想などを伝える。
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田上町長選は6月3日に投開票が行われ、今井幸代氏が一歩及ばず、落選した。
目次
田上町長選挙2018今井幸代氏のプロフィールや経歴
新潟県立三条東高を卒業後、血液の病気の「血小板減少性紫斑病」が判明し、1年間の療養生活を送る。その後、リクルートに入社し、求人広告の営業などを担当した。2008年に結婚し、同社を退社。初出馬となった11年の田上町議選では740票を獲得し、トップで初当選し、15年に無投票で再選した。
今井 幸代(いまい・さちよ)氏
生年月日:1984年11月7日
出身地 :新潟県田上町
出身校 :新潟県立三条東高
主な経歴 : 田上町議(2期)、リクルート
田上町長選挙2018今井幸代氏の公約や政策、主張
今井氏は2児の現役の子育て世代として、子育て支援を強調する公約など6つの柱を掲げている。「20年後の2040年、人口1万人の田上町に!20年後の田上町に責任を持つ」と公約についてのコンセプトなどを主張している。
▽子育て・教育を日本一
- 時代を見据えたITや英語教育の充実
- 基礎学力向上と社会体験ができる場を提供
- 全天候型の子どもの遊び場の充実
- 多世代や地域交流の場所づくり
▽福祉対策
- 高齢者宅の除雪や宅地管理などの支援体制の確立
- 町民が入居できる特養施設の増床
- 介護予防の充実、健康維持の機会を確保
▽人口減少対策
- 新潟方面への403号バイパス開通を見据え、田上駅周辺のベッドタウン化の推進
- 多子世帯への経済支援、不妊治療の助成拡大
- 雇用増加に向けた企業誘致、起業支援の推進
▽経済や農業の活性化
- 商工業、JA、行政との連携強化で、独自の生産調整助成金を維持
- 人材育成、担い手などの育成費助成、町内企業の持続的発展を支援
- 観光、産業、教育の広域連携の推進
▽健康増進対策
- 生涯学習、地域活動、サークル活動などを推進
- シニア世代を人材として積極的に登用
- 食育事業の推進
▽夢のあるまちづくりに向けて
- 子どもたちのまちづくり活動を推進・支援へ
- 各スポーツ大会、イベント、合宿などの誘致
- 町民体育館の更新計画の策定
田上町長選挙2018今井幸代氏の出馬への経緯
佐藤町長は5期目(2018年6月21日人気満了)をもって引退を決意。行動力のある若い世代を後継者として考えていた。16年12月に佐藤町長が今井氏へ次期町長選の出馬を打診。17年夏ごろに今井氏が出馬の意向を固めた。
18年1月に佐藤町長が後援会幹部に引退の意向と今井氏の後継指名を伝え、2月下旬の町政報告会で後継指名をする予定だった。だが、思わぬ事態が起き、後援会の佐野恒雄会長(71)が町長選出馬の意向を佐藤町長に伝えた。
このため、17年12月に急きょ、佐藤町長が引退を発表し、今井氏を後継指名するという慌ただしいスケジュールとなった。後援会の分裂や混乱を避けるための措置だった。
18年4月には今井氏の総決起大会が田上町民体育館で開かれ、400人が詰め掛けて大きく盛り上がった。自民新潟県連会長の塚田一郎、佐藤信秋両参院議員、泉田裕彦、石崎徹両衆院議員ら地元選出の国会議員が来賓として出席した。
田上町長選挙2018今井幸代氏ら4氏が乱立する激戦へ
田上町長選は現職の佐藤氏の引退を受け、今井氏ら4氏が乱立する激戦になった。このほかに立候補を届け出たのは▽元同町議の笹川修一氏(61)▽佐藤町長の後援会長だった佐野氏▽元同町議の皆川忠志氏(61)となっている。
2018年6月3日投開票の主な選挙一覧
田上町長選以外に2018年6月3日投開票の主な選挙を当サイトでは取り上げている。
・二本松市議会議員選挙2018結果速報 立候補者の当落、情勢予想や投開票
・田上町長選挙2018結果速報 立候補者の公約や経歴、情勢や予想も
・岩沼市長選挙2018結果速報 菊地啓夫氏の経歴や政策、情勢予想