FIFAワールドカップロシア大会は6月19日、サランスクのモルドヴィアアリーナで1次リーグH組のコロンビア(FIFAランク16位)-日本(同61位)を行い、日本が2-1で初戦を制した。前半6分にMF香川真司がPKを決めて先制。その後、追いつかれた日本は後半28分、FW大迫勇也が左CKを頭で押し込み、勝ち越しゴールを決めた。ワールドカップでアジア勢が南米に勝ったのは初めて。
スポンサーリンク
大迫が2得点に絡む活躍で大金星
日本の初戦は大金星だった。その立役者は大迫だ。前半6分、香川が決めたPKをおぜん立てしたのが大迫。前半3分、香川のロングボールに反応した大迫が、GKとの1対1を左足でシュート。そのこぼれ球を今度は香川が左足でシュートし、これがペナルティーエリア内でMFカルロス・サンチェスのハンドを誘い、PKにつながった。
カルロス・サンチェスは得点機会阻止で一発退場。日本11人対コロンビア10人の数的優位な状態で試合を進めたが、前半39分にFKをMFキンテロに直接決められ、同点に追いつかれた。
勝負はここからだった。後半28分、先発から外れたMF本田圭佑の左CKを大迫が頭でたたき込んで2-1とし、これが決勝ゴールとなった。試合後のインタビューで大迫は「立ち上がりから、相手にも緊張感があると思った。セットプレーは練習通りの形が出せた」と振り返った。
コロンビアに4年前のリベンジを果たした
前回2014年ワールドカップブラジル大会では、日本が1-4でコロンビアに大敗を喫している。ワールドカップ本大会では、日本はおろかアジア勢が南米に勝ったことはない。歴史的な勝利だったといえる。
大会直前のハリルホジッチ監督を解任し、日本代表監督に緊急就任した西野朗監督(63)にとってもワールドカップ発采配初勝利だった。「選手がタフに戦ってくれた。その結果だけなので」と選手の活躍に最大級の賛辞を贈った。
【日本のコロンビア戦】
2018年6月19日 ワールドカップ 〇日本2-1●コロンビア
2014年6月24日 ワールドカップ ●日本1-4〇コロンビア
2007年6月5日 キリンカップ △日本0-0△コロンビア
2003年6月22日 コンフェデカップ ●日本0-1〇コロンビア
次戦は6月24日にセネガルと
勢いに乗る日本代表は6月24日の第2戦で、セネガル(FIFAランク27位)と対戦する。試合結果によっては、グループリーグ突破の可能性も出てくる。
前回2014年ワールドカップブラジル大会は、日本が1分け2敗で勝利をすることなく、グループリーグ最下位で敗退が決まった。
2010年ワールドカップ南アフリカ大会以来2大会ぶりの決勝トーナメント進出へ期待がかかる。
大迫半端ないってwwwww#ワールドカップ#W杯 pic.twitter.com/X3tlmTxaks
— 話題の画像&動画&NEWS (@bakuwara7777) 2018年6月19日
▽関連記事
・W杯サッカーの日本対コロンビア戦 キックオフやテレビ放映の時間など
・ワールドカップ日本VSコロンビアの情勢分析と展望 勝機のポイントは
・ワールドカップ日本対セネガル戦 キックオフやテレビ放映の時間など