「北海道移住ドラフト会議2018」(同実行委・さーもんず主催)が2018年10月27~28日、北海道初開催される。就業の希望者と企業や自治体を結ぶマッチング事業で、2016年に鹿児島で始まった注目を集める移住イベントだ。
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就業希望者=選手、企業・自治体=球団
「北海道移住ドラフト会議2018」は、プロ野球のシステムを模倣して行われる。就業希望者=選手、企業・自治体=球団という位置づけだ。企業・自治体がお目当ての就業希望者の交渉権を獲得できれば、プロ野球と同じく1年間の優先交渉権が得られる。
ドラフト1位選手(就業希望者)の獲得が競合した場合、くじ引きで球団(企業・自治体)が引き当てる演出も施す。毎秋行われるプロ野球のドラフト会議のようなイメージで、人材と地域を結びつける。
「北海道移住ドラフト会議2018」が、従来の移住フェアのシステムと大きく異なるのは、企業・自治体が人材を選ぶという点だ。就業希望者が希望する地域の企業・自治体を選ぶわけではない。
地方創生の観点で働き方も多様な現代に適合
テレワークをはじめとする現代の就業スタイルは、まさに多様性に富んでいる。Wi-Fiなどの通信インフラの整備があれば、東京などの大都市圏に関わらず、山奥でも仕事ができる。
ライフワークバランスの観点からも、地方に移住して働くスタイルもできつつある。パソコンがあれば仕事が完結する職業も多いためだ。ライター、Webデザイナーやエンジニアなど、働く場所を問わない職種も時代とともに増加している背景もある。
このため、地方で起業する若年層も近年増加している。全国のまちおこしを担う「地域おこし協力隊」は全国で約5000人を数える。
大都市圏在住者にとっては、地方の就業に関する情報が得にくい。今回の「北海道移住ドラフト会議2018」のような場で、地方創生を掲げる自治体をはじめ、地方の企業が新たな戦力として人材確保につながる機会となる。
2日間にわたってマッチングを行う
「北海道移住ドラフト会議2018」は2日間にわたって開催される。1日目は球団と選手によるプレゼンをし、2日目に球団による指名が行われる。競合した場合、くじ引きというドラマチックな展開になる。
▽北海道移住ドラフト会議2018の概要
日時:2018年10月27日(土)~28日(日)の16時
場所:27日=インタークロスクリエイティブセンター(ICC)
(札幌市白石区東札幌5条1丁目1)
28日=ホテルモントレーエーデルホフ
(札幌市中央区北2条西1丁目1)
HP:http://hokkaidoiju.com/
▽日程
【1日目】
- 開会式=プレーボール
- 球団プレゼンテーション=企業・自治体のアピール
- 選手プレゼンテージョン=1分間の自己アピール
- スペシャルコンテンツ
- 懇親会
【2日目】
- ドラフト指名
- マッチングした選手と球団による個別交流会
- 閉会式
今後のスケジュールは8月上旬に球団(企業・自治体)のエントリーを開始。9月中旬に選手のエントリーを締め切り、40~50人の選手(就業希望者)を選抜する。