任期満了に伴う神奈川県大井町長選挙は12月4日、告示された。投開票は同9日。立候補者はいずれも無所属の新人で、元町議で会社社長の小田真一氏(65)、会社社長の諸星光浩氏(57)、テニスクラブ経営の鈴木武夫氏(66)の3人。5期目の間宮恒行町長(70)は引退する。大井町長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
大井町長選挙2018の開票速報・投票率速報・当選予想
小田 真一氏△ 得票数2934 当選
諸星 光浩氏 得票数2121
鈴木 武夫氏〇 得票数1674
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率48.37%
【前回2014年大井町長選挙の状況】
▽2014年12月7日執行=投票率58.21%
間宮 恒行氏(66)=現 得票数4052 当選
牧野 一仁氏(69)=新 得票数3862
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽小田 真一氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=2.5
=合計8.5P
▽諸星 光浩氏
①公約や主張=2.5
②経歴=2.5
③支持基盤=2
=合計7.0P
▽鈴木 武夫氏
①公約や主張=3.5
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.5P
※候補者のスコアリングは5 段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
大井町長選挙2018の有権者や投票、大井町の詳細
12月9日の投票は、7~20時に町内9カ所の投票所で行い、21時から即日開票する。12月3日現在の選挙人名簿登録者数は1万4426人(男7186人、女7240人)。
▽期日前投票
期間:12月5日~12月8日
時間:8時半~20時
投票所:大井町役場1階町民ホール
▽大井町メモ
位置 | 神奈川県の南西 |
面積 | 14.38㎢ |
隣接 | 小田原市、秦野市、中井町、松田町、開成町 |
人口 | 1万7152人(2018年10月末現在) |
観光地 | 大井よさこいひょうたん祭り(8月の第1土・日曜日) |
名産品 | フェイジョア、米、イチジク |
大井町長選挙2018の争点や情勢、予想を解説
大井町長選は、新人による激しい三つどもえ戦を展開している。5期20年の間宮町政を有権者がどのように判断するのかにも注目を集める。3氏による政策や公約に大きな相違点がなく、対立の構図が明確になっていない。
5期目で引退する現職の間宮氏は、後継指名をしていない。加えて、特定候補の選挙支援も行わない。ニュートラルな立場を貫き、選挙戦で現職の影響が及ぶことを避けている。
選挙戦の情勢を分析すると、小田氏は前回2014年町長選で、間宮氏と対立した候補を支持した町議の支援を受けている。一方の鈴木氏は、間宮氏の引退を待って出馬し、現町政を引き継ぐことを明言している。
情勢を予想すると。地元の観測では、鈴木氏がやや優勢との見方が強い。
大井町長選挙2018の立候補者のプロフィールや主な経歴など
◇小田 真一(おだ・しんいち)氏
生年月日:1953年10月
出身地 :神奈川県大井町
出身校 :明大経営学部
主な経歴 :大井町議(4期)、町議会議長
明大経営学部卒。大井町議を4期務め、町議会議長の要職も歴任した。冷菓卸売会社の社長を務めている。
◇諸星 光浩(もろほし・みつひろ)氏
生年月日:1960年12月21日
出身地 :神奈川県大井町
出身校 :国士舘大工学部
主な経歴 : 大井町議(2期)
国士舘大工学部卒。東京の同大へは地元の大井町から通学した。大井町議として2期目途中で出馬。IT会社の社長を務めている。
◇鈴木 武夫(すずき・たけお)氏
生年月日:1952年10月29日
出身地 :神奈川県大井町
出身校 :神奈川大
主な経歴 : 大井町議(7期)
鈴木氏は神奈川大卒業後、足柄ローンテニスクラブを開設した。1992年の大井町議選で初当選した。
大井町長選挙2018の立候補者の主な公約・政策、主張
▽小田 真一氏
「多くの町民の声を聞いて、多様なニーズに応えていくには、みなさんの協力が必要。協働によるまちづくりがで、ひとつの形にしていきたい」
- 町民全員参加による協働のまちづくり
- 生きがい、健康があふれる高齢者に優しいまちづくり
- 防災や減災を目指し、地域資源の発掘を目指す
▽諸星 光浩氏
「今後、若い世代が希望を持てるまちづくりが大切。税収が下がるような中で、いかに知恵を出して魅力あるまちづくりをしていくか、私に任せてほしい」
- 協働から「共創」へ全員参加のまちづくり
- 待機児童ゼロへ向け、幼保一元化の実現
- 少子高齢化へ対応した持続可能なまちづくり
▽鈴木 武夫氏
「大井町議を7期務めた経験を生かし、政策を充実させて町の課題を解決したい。間宮町政を大きく変えるのではなく、継承していくことを基本としていく」
- 町長給与の3割カット
- 多選によるマンネリ防止のため、2期を限度として町政運営する
- 健康寿命日本一のまちづくり