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北海道知事選挙2019 立候補者の鈴木直道氏への疑惑が次々と表面化

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2019年北海道知事選挙は4月7日、投開票を迎えた。立候補者は共に新人の無所属で、元衆院議員の石川知裕氏(45)=立憲民主、国民民主、共産、自由、社民推薦=と、前夕張市長の鈴木直道氏(38)=自民、公明、新党大地推薦=の2人。選挙戦終盤になって鈴木氏の所得の疑惑、中国関係者の夕張市の公有地売却をめぐり、疑惑が浮上した。

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4月6日の最後の訴えでは菅義偉官房長官(手前左)と鈴木直道氏(同右)が演説

鈴木直道氏の年収は1000万円近くにも上ることが判明

有権者のアピールする鈴木直道氏

鈴木氏は東京都職員から、唯一の財政再生団体(当初は財政再建団体)の夕張市長選に2011年に初当選。15年に再選した。その後、2019年北海道知事選に出馬するため、2月末付で夕張市長を辞職した。

当時は財政再建団体の首長として、市長報酬を70%カットする約250万円の所得とし、退職金を100%カット。「日本一給料の低い首長」として、身を削る大改革を前面に打ち出して市政運営に着手した。

ところが、4月上旬に札幌市内で行った市民団体の記者会見で、所得に関する大幅な相違があったことが判明。夕張市長としての報酬は約250万円で、これに加えて雑所得が約500万円に上ったことを明かした。所得は約750万円で、税金などの控除前の年収に換算すると、1000万円近くになることが表面化した。
鈴木直道氏は選挙戦で「250万円」を前面にアピール

実際に鈴木氏は選挙戦で夕張市長時代の報酬「250万円」を前面に打ち出してアピール。有権者に各政策・公約を訴えていた。ただ、250万円はあくまで所得で年収にすると、市長報酬だけで300万円を超える年収になる。

数字のトリックを巧みに使い、選挙戦を戦ったことでネットなどの書き込みでは批判が噴出している。「官邸主導型知事」「忖度政治」「中央依存」などという批判キーワードに加え、鈴木の報酬をめぐる疑惑も浮き彫りになった。

「マウントレースイ」を中華系会社に疑惑の売却

鈴木氏に関してもう一つ、大きな疑惑も浮上している。夕張市の公有地売却をめぐって、市民などに疑惑が生じている。19年3月に香港系のファンド会社に市が所有していたスキー場のマウントレースイとホテルなど4施設が日本円にして約15億円で売却されたのだ。

中国・上海出身の人物が社長を務める東京の不動産会社に17年2月に約2億円で、同市が売却。同社は転売を得て約13億円の利益を得た。マウントレースイは同市にとって、唯一の大型観光資源だ。行政は通常、公有地売却の際には不当な投棄目的を避けるため、買い戻し特約を付け、転売禁止条件を付ける。

この売却では短期譲渡特約の有無について、夕張市議会からも追及された。17年2月の定例会で、当時の鈴木市長は「契約では転売禁止の条件はつけていない」と答弁し、議員や市民の疑惑が噴出した。加えて、市は3年間の固定資産税の免除もつけていたという稚拙な対応だった。

夕張支線の廃止は鈴木直道氏が独断で決定

鈴木氏はJR北海道の石勝線夕張支線(新夕張―夕張、16.1㎞)の廃線を早々と打ち出した。19年3月31日をもって、最後の営業を終えた。夕張を舞台にした名作映画「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)にも登場した鉄路だ。

鈴木氏は夕張支線の廃線を「攻めの廃線」と称し、JR北海道から7億円の補助金を引き出したと言う。ただし、廃線には夕張市のコンセンサスを得ていないのが問題。市議会で議論の末に決定されたものではなく、鈴木氏の独断で決定した。3月31日のラストランでは、鈴木氏のコメントなどは一切なかった。

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