任期満了に伴う滋賀県竜王町長選挙は6月9日、告示された。投開票は同14日。立候補を届け出たのはともに無所属で、元滋賀県議で新人の佐橋武司氏(71)と、再選を目指す現職の西田秀治氏(68)=自民、公明推薦=の2人。竜王町長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
竜王町長選2020の開票速報・投票率速報・当選予想
佐橋 武司氏 得票数1762
西田 秀治氏〇 得票数4271 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率63.17%
竜王町長選は、現職の西田秀治氏が新人の佐橋武司氏を破り、再選を果たした。
【前回2016年竜王町長選の状況】
▽6月19日執行=投票率71.28%
西田 秀治氏(64)=新 得票数3663 当選
川部 治夫氏(64)=新 得票数3191
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(=ポイント)
▽佐橋 武司氏
①公約や主張=2
②経歴=2.5
③支持基盤=2
=合計6.5P
▽西田 秀治氏
①公約や主張=3.5
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.5P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
竜王町長選挙2020の有権者や投票、竜王町の詳細
6月14日の投票は、7~20時に竜王町内12カ所の投票所で行い、即日開票する。6月8日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は9941人。
▽竜王町長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2002年6月15日以前に生まれた人
- 2020年3月7日以前に竜王町へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽竜王町長選挙の期日前投票
期 間:6月10日~13日
時 間:8時半~20時
投票所:竜王町役場
▽竜王町メモ
位置 | 滋賀県の中央部にある |
面積 | 44.55㎢ |
隣接 | 近江八幡、東近江、甲賀、野洲、湖南各市 |
人口 | 1万1935人(2020年5月末現在) |
町長報酬 | (月額)70万円 |
観光地 | 龍王寺、滋賀県希望が丘文化公園、苗村神社 |
名産品 | 近江牛、地酒「松の司」、近江米「竜の舞」 |
有名人 | 中川裕貴(プロ野球選手)、望月聖矢・嶺臣兄弟(サッカー選手) |
竜王町長選2020の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇佐橋 武司(さはし・たけし)氏
年 齢 :71歳
出身地 :滋賀県竜王町
出身校 :滋賀県立瀬田工高
主な経歴:行政書士、滋賀県議(1期)
滋賀県立瀬田工高を卒業。1967年9月に竜王町役場に採用された。企画財政課長、総務主幹などを務め、2007年の滋賀県議選に出馬して初当選した。東近江地域農政連絡協議会副会長を務め、行政書士として活動している。
◇西田 秀治(にしだ・ひではる)氏
生年月日:1952年1月20日
出身地 :滋賀県竜王町
出身校 :滋賀大経済学部
主な経歴:竜王町長(1期)、造幣局理事
1974年3月に滋賀大を卒業後、同年4月に三井住友海上保険に入社。2009年3月に常務執行役員で退社。同社グループ会社の社長を経て、11年4月~15年3月まで財務省同弊局の理事を務めた。16年の竜王町長選で初当選した。
竜王町長選挙2020の立候補者の主な公約・政策、主張
▽佐橋 武司氏
【政策・公約】
- 新型コロナ対策として住民1人当たり3万円を支給
- 竜王小学校の移転を中止し、費用60億円を使わない
- 幼稚園から中学校までの給食費、小学校の送迎バスの無料化
- トップセールスで特産物や農産物の売り込みを強化
- 防災対策を拡充させ、町民の命を守る
▽西田 秀治氏
【政策・公約】
- 人材や自然を生かした地方創生や成長戦略の実
- 子育てや少子化対策に向けた環境の充実を図る
- 農業の6次産業化政策を進め、農業法人の育成や発展を推進
- 行財政改革を図り、自立したまちづくりを目指す
- 防災や防犯体制を充実させ、住みよいまちづくりを実現
竜王町長選2020の争点や情勢、予想を解説
竜王町長選の争点は、新型コロナウイルス感染症への対応策、町内事業者への支援策が中心。このほか、基幹産業の農業の6次化、ブランド化に向けた周知や県内外へのPRも農業従事者にとって関心のあるテーマだ。まちのにぎわい創出に向けた施策も争点に挙げられる。少子化対策についても、論戦が繰り広げられている。
竜王町はダイハツ滋賀工場をはじめ、工業や商業が集積している。名神自動車道の竜王インターチェンジ(IC)付近にこれらの拠点が集中し、経済活動が活発化している。このため、町税だけで町政を運営できる極めて健全な財政力を持っている。国からの交付金を2年連続で受けていない「不交付団体」となっている。
情勢を予想すると、西田秀治氏の再選が手堅いとの観測が大勢を占めている。政党団体の支援をはじめ、政治・経済団体の多くも支援に回り、組織票をほぼ固めている。1期4年間で目立った失政はなく、町政運営も一定の評価を受けている。
竜王町長選以外の2020年6月14日執行の注目選挙
当サイトでは竜王町長選以外にも、6月14日執行のその他の注目選挙も掲載している。