任期満了に伴う兵庫県太子町長選挙は7月14日、告示された。投開票は同19日。立候補を届け出たのはともに無所属で、薬剤師で元職の北川嘉明氏(67)、元太子町議で新人の福井輝昭氏(69)、再選を目指す現職の服部千秋氏(61)の3人。太子町長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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太子町にある斑鳩寺
目次
太子町長長選2020の開票速報・投票率速報・当選予想
北川 嘉明氏 得票数〇〇〇〇
福井 輝明氏 得票数〇〇〇〇
服部 千秋氏〇 得票数〇〇〇〇 当確
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率49.65%
太子町長選は、現職の服部千秋氏が元職と現職の2氏を破り、再選を確実にした。
【前回2016年太子町長選の状況】
▽7月10日執行=投票率61.0%
服部 千秋氏(56)=新 得票数6310 当選
北川 嘉明氏(63)=現 得票数6160
神南 隆司氏(62)=新 得票数3870
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(=ポイント)
▽北川 嘉明氏
①公約や主張=2
②経歴=2.5
③支持基盤=2
=合計6.5P
▽福井 輝昭氏
①公約や主張=2.5
②経歴=2
③支持基盤=1.5
=合計6.0P
▽服部 千秋氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
太子町長選挙2020の有権者や投票、太子町の詳細
7月19日の投票は、7~20時に太子町内9カ所の投票所で行い、21時15分から「太子町立文化会館大ホール」で即日開票する。7月13日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は2万7931人(男1万3475人、女1万4456人)。
▽太子町長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2002年7月20日以前に生まれた人
- 2020年4月13日以前に太子町へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽太子町長選の期日前投票
期 間:7月15日~18日
時 間:8時半~20時
投票所:太子町役場A101会議室
▽太子町メモ
位置 | 兵庫県の南西部にある |
面積 | 21.61㎢ |
隣接 | 姫路、たつの両市 |
人口 | 3万4037人(2020年6月30日現在) |
町長報酬 | (月額)75万6500円=減額中 |
観光地 | 斑鳩寺 |
名産品 | 太子いちじく、揖保乃糸(そうめん)、松尾のたけのこ |
有名人 | 山田恵諦(天台宗僧侶)、安田青風(歌人) |
太子町長選2020の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇北川 嘉明(きたがわ・よしあき)氏
生年月日:1953年7月11日
出身地 :兵庫県太子町
出身校 :神戸学院大
主な経歴:太子町長(1期)、太子町議(4期)、薬剤師
◇福井 輝昭(ふくい・てるあき)氏
生年月日:1950年8月19日
出身地 :兵庫県太子町
出身校 :愛知大法経学部
主な経歴:太子町議(3期)、呉服店経営
◇服部 千秋(はっとり・ちあき)氏
生年月日:1959年11月1日
出身地 :兵庫県太子町
出身校 :東京外大、兵庫教育大院
主な経歴:太子町長(1期)、太子町議(4期)、高校教諭
太子町長選挙2020の立候補者の主な公約・政策、主張
▽北川 嘉明氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス対策として各戸へマスク、手指消毒液の配付
- 1人1万円の1学期分の給食費補助
- JR網干総合車両所に「新駅」を設置する
- やすらぎタクシーの運賃助成のあり方を公平になるよう調査検討
- コミュニティーバスの運行の可否を関係機関と検討安心
▽福井 輝昭氏
【政策・公約】
- 子育て支援の充実や窓口の一本化でスムーズな体制づくり
- 「道の駅」の整備で観光事業の活性化
- 小中学校の給食費の段階的無償化
- やすらぎタクシー運賃の助成対象を拡大
- 待機児童解消策として保育士の確保や保育施設の整備
▽服部 千秋氏
【政策・公約】
- まちの活性化に向け、聖徳太子没後1400年の記念事業
- 町政70周年と聖徳太子没後1400年を祝い記念事業の取り組み
- 町立学校や園の給食費無料化、JR網干駅の利便性向上
- 太子町中小企業、小規模企業振興条例の具体的施策の展開
- コロナ禍による災害への体制づくりの構築
太子町長選2020の争点や情勢、予想を解説
太子町長選の争点は、近年の減少傾向が見られる人口問題など。「平成の大合併」時代に単独での町の存続を選び、発展してきた。近郊の姫路市のベッドタウンとして人口増を続けてきたが、頭打ちになっている。このため、子育て環境の拡充やまちの活性化に向けた施策が有権者にとって関心のあるテーマとなる。新型コロナウイルス感染症対策や経済回復策なども。
太子町長選は現職の服部千秋氏に元職と新人が挑む三つどもえ戦となった。前回2016年の太子町長選も三つどもえとなり、新人の服部氏と下町議の2人が、北川嘉明氏に臨む構図だった。当時、町政のトップだった北川氏が設計業者との飲食をめぐり、特別職としての倫理問題を争点に、わずか150票差で服部氏が北川氏を下して初当選した。北川氏は1期で町政から去った。
情勢を予想すると、服部氏の再選が手堅い。現状で新型コロナウイルス感染症の問題があり、継続した町政運営で経済を含めた回復策を望む町民も多い。1期ごとに町政のリーダーが変わるのは、施策の実現に不安要素も残すことも考えられる。
太子町長選以外の2020年7月19日執行の注目選挙
当サイトでは太子町長選以外にも、7月19日執行のその他の注目選挙も掲載している。