任期満了に伴う北海道森町長選挙は10月6日、告示された。投開票は同11日。立候補を届け出たのはいずれも無所属で、新人で元森町職員の佐々木陽市郎氏(63)、新人で食品小売業の岡嶋康輔氏(41)、3選を目指す現職の梶谷恵造氏(64)の3人。森町長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
森町長選2020の開票速報・投票率速報・当選予想
佐々木 陽市郎氏 得票数2119
岡嶋 康輔氏△ 得票数3711 当選
梶谷 恵造氏〇 得票数3346
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率42.18%
森町長選は、新人の岡嶋康輔氏が現職の梶谷恵造氏らを破り、初当選を果たした。
【前回2016年森町長選の状況】
前回の長選は2016年10月11日に告示され、梶谷恵造氏以外に立候補の届け出がなく、無投票で再選を決めた。
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽佐々木 陽市郎氏
①公約や主張=2
②経歴=2.5
③支持基盤=2
=合計6.5P
▽岡嶋 康輔氏
①公約や主張=3
②経歴=2
③支持基盤=2
=合計7.0P
▽梶谷 恵造氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
森町選挙2020の有権者や投票、森町の詳細
10月11日の投票は、7~20時に森町内の各投票所で行い、即日開票する。10月5日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は1万2879人。
▽森町長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2002年10月12日以前に生まれた人
- 2020年7月5日以前に森町へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽森町長選挙の期日前投票
期 間:10月7日~10日
時 間:8時半~20時
投票所:2カ所
- 森町役場新棟1階会議室
- 森町砂原支所ロビー
▽森町メモ
位置 | 北海道の渡島総合振興局管内の中部にある |
面積 | 368.79㎢ |
隣接 | 北斗市、七飯、八雲、厚沢部、鹿部各町 |
人口 | 1万4937人(2020年9月末現在) |
町長報酬 | (月額)81万2000円 |
観光地 | 駒ケ岳、オニウシ公園、濁川温泉、グリーンピア大沼 |
名産品 | いかめし、都カボチャ、スモモ、ブルーベリー |
有名人 | 吉田雄人(プロ野球選手) |
森町長選2020の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇佐々木 陽市郎(ささき・よういちろう)氏
生年月日:1957年7月
出身地 :渡島管内森町
出身校 :山形大工業短大
主な経歴:森町会計管理者、住民生活課長
◇岡嶋 康輔(おかじま・こうすけ)氏
生年月日:1979年8月16日
出身地 :渡島管内八雲町
出身校 :函館大
主な経歴:コンビニ店経営、森青年会議所理事長
◇梶谷 恵造(かじや・けいぞう)氏
生年月日:1956年1月20日
出身地 :渡島管内砂原町(現森町)
出身校 :足利工大
主な経歴:森町長(3期=砂原町長も含む)森町教育長、会社社長
森町長選挙2020の立候補者の主な公約・政策、主張
▽佐々木 陽市郎氏
【政策・公約】
- 食を中心とした全産業のさらなる振興を図る
- 子育て支援策として、森地区に子育て施設
- 高齢者の移動手段として、乗り合いバスやタクシーの整備
- 情報通信技術の活用、役場に専任部局を新設
- 新型コロナウイルス感染症による経済回復、新たな生活様式の定着
▽岡嶋 康輔氏
【政策・公約】
- 1次産業や観光などまちの魅力を発信
- 人口減少を食い止める施策の実現
- 全ての世代が暮らしやすいまちづくりを目指す
- 新型コロナウイルス感染症の防止策
- まちの活性化に向け、さまざまな取り組みにチャレンジする
▽梶谷 恵造氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ町内経済の回復
- 老朽化が進む町内保育園、幼稚園の改修を推進
- 港湾道路整備の促進
- 2期8年間の町政運営の実績
- ICTなど先端技術を使い、子どもの教育環境のさらなる充実を図る
森町長選2020の争点や情勢、予想を解説
森町長選は2012以来、8年ぶりの選挙戦となった。争点は少子高齢化によるまちの活性化策など。子育て環境の充実、1次産業の振興策について、3候補が政策を訴えてきた。新型コロナコロナウイルス感染症の防止策、これによって停滞した町の経済回復策なども重要なテーマだ。
森町長選の構図は、3選を目指す現職の梶谷恵造氏に、岡嶋康輔氏と佐々木陽市郎氏の2新人が挑む。今回の選挙戦でも、元森町議の加藤玲子氏が梶谷氏の後援会長を務め、複数の町議も支援する。佐々木氏は行政マンとしての手腕があり、最も早く出馬表明した岡嶋氏は町内の若手経済人から後押しを受けている。
情勢を予想すると、梶谷氏の3選が有力視されている。2期8年の町政運営で幼児教育の無償化、18歳以下の医療費無償化など主要な公約をほぼ達成。新型コロナウイルス感染症への経済回復策も、町内から一定の評価を受けている。
森町長選以外の2020年10月11日執行の注目選挙
当サイトでは森町長選以外にも、10月11日執行のその他の注目選挙も掲載している。