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この機会に考察 Jアラートの4分間でできること、できないこと

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北朝鮮から8月29日午前5時58分に中距離弾道ミサイルが発射された。Jアラート(全国瞬時警報システム)が発令され、iPhoneやAndroidなどのスマホでも一斉に警報が鳴り響いた。4分の猶予期間でどのような避難行動ができるのか検証する。

ミサイル発射から北海道襟裳岬東沖の太平洋上に落下するまでの時系列は次の通り。

5:58…北朝鮮の順安(スンアン)から中距離弾頭ミサイルが発射される

6:02…Jアラートが「国民保護に関する情報」として警報を発令
警戒対象地域は・北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県
・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・長野県

6:06…Jアラート発令から4分が経過し、北海道渡島半島から襟裳岬にかけて飛来

6:14…北海道襟裳岬東1180km沖に着弾

Jアラートの警報が鳴ってから4分後に北海道渡島半島上空に、ミサイルが到達したことになる。今回のケースでは、この4分間で身を守る退避行動をとらなければならない。

Jアラートは、政府が人工衛星などを通じて、各地自治体などに緊急情報を伝えるシステムだ。通信衛星と各地自体の防災無線、有線電話とリンクさせ、情報を瞬時に対象地域に知らせる。有事に加え、震災での警戒を呼びかけるため、2007年から運用を開始した。

限られた時間の中でも命を守る行動は可能

Jアラートが発令された場合、退避行動は限定されるが、初動によって生存確率が高まることは事実だ。調理器具の日を消し、ガスの元栓を閉めることはできる。非常用の持ち出し袋を出すこともできる。近くに地下施設があれば退避もできる。

ネット上では「4分間でなにもできない」「どこに避難すればいいのか分からない」などの書き込みも多い。Jアラートの警報がなければ、地下施設の入り口近くにいても気づくことができず、退避行動をとることができない。

もちろん、命の保証が100%あるわけではないが、車を運転中なら少なくとも停車することはできるはずだ。高速道路なら路側帯へ緊急停車することも可能(道交法で危険回避のため適法)。

地域や時間帯によって、できることとできないことは出てくる。今回の北朝鮮のミサイル発射を機に、避難活動についてシミュレーションをしてみるきっかけにもなる。有事の際の意識を平常時から持ち続けることが重要ではないだろうか。

今回の避難の猶予期間である4分間は、日本の先進技術がなせるものだ。世界各地で日本のような有事の際のJアラートのようなシステムは、米国でも整備が進んでいない。各自治体では、スムーズな運用ができないケースも相次いだが、否定的な考えでは身を守ることができない。

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