格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが、9月24日から札幌(新千歳)発着便を拡大させる。国内線2路線、国際線1路線の計3路線を追加する。これによって、ますます利便性が高まり、北海道民にとってもLCCの選択肢が広がるのは大歓迎だ。
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出典:ピーチ・アビエーション
ピーチの新千歳発着が計3便増加。仙台・福岡・台北も
LCCとして仙台-札幌(新千歳)は、ピーチが初めて就航する。運賃は片道4,290円~23,190円で、1日2往復で運航をスタートさせる。搭乗率は75~80%を見込む。札幌(新千歳)-福岡が5,690円~31,990円(片道)に加え、国際線では国内のLCCとして初の札幌(新千歳)-台北(桃園)が8,080円~40,480円(片道)も就航する。
【フライトスケジュール】
▽仙台→札幌(新千歳)
①便名・MM413=10:00発→11:15着
②便名・MM417=14:45発→16:00着
▽札幌(新千歳)→仙台
①便名・MM414=12:00発→13:00着
②便名・MM418=17:00発→18:05着
(毎日運航、10月28日までの内容)
▽札幌(新千歳)→福岡
便名・MM456=13:20発→15:50着
▽福岡→札幌(新千歳)
便名・MM455=11:45発→14:05着
(毎日運航、10月28日までの内容)
▽札幌(新千歳)→台北(桃園)
便名・MM725=16:45発→20:00着
▽台北(桃園)→札幌(新千歳)
便名・MM726=11:00発→15:55着
(水・金・日曜運航、10月28日までの内容)
札幌(新千歳)発着のそのほかのLCC
札幌(新千歳)にはピーチを含めて複数のLCCが就航している。札幌(新千歳)発着のLCC便の国内線は次の通り。
▽山形行き
・フジドリームエアラインズ
▽信州まつもと
・フジドリームエアラインズ
▽名古屋(中部国際)
・ジェットスター・ジャパン
▽成田
・ジェットスター・ジャパン
・バニラ・エア
・スプリング・ジャパン
▽関西
・ジェットスター・ジャパン
・ピーチ
今回のピーチの注目路線は、札幌(新千歳)-福岡線。現在、同路線は各社合わせて1日4便しか運航していないからだ。内訳は日本航空(JAL)が2本、全日空(ANA)とスカイマークが1本ずつだ。同路線ではピーチの最安値が5,000円台からとあって、キャリアの航空会社と十分に勝負ができる内容だ。
ピーチは2017年夏ダイヤが適用された2017年3月26日から、東京(成田)-札幌(新千歳)、東京(成田)-沖縄(那覇)の2路線を廃止した。両路線とも競合他社が、複数便を就航させており、便数の少ないピーチにとって苦戦を強いられていた背景がある。
9月24日からピーチが国内線と国際線の計3路線をラインアップすることは、北海道民にとってもより利便性が高まる。現状で唯一、LCCが札幌(新千歳)-福岡線に参入することになり、ピーチの長期的な路線継続を願わずにいられない。