北海道の紅葉は、本州に比べてひと足早くやってくる。既に大雪山の旭岳・黒岳では見頃を迎えているが、平野部はこれからが本番。ウェザーニュースによると、然別湖でも見頃を迎えているという。気になる紅葉の見頃や時期、さらに厳選スポットを紹介する。
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9月26日頃から十勝岳でも色づき始めてくる
北海道の紅葉は最新の情報によると、十勝岳温泉の凌雲閣から赤く染まった鮮やかなコントラストを確認できるという。この付近は標高900m超で、美瑛岳や美瑛富士などの紅葉を望むことができる。望岳台へアクセス途中の白樺街道、白金温泉で紅葉を見ることができる。紅葉の種類はシラカバ、イタヤカエデなど。
十勝管内の新得町屈足の「トムラウシ温泉」の紅葉の見頃は10月4日と予報。国民宿舎東大雪荘の露店風呂から望む紅葉は、まさに絶景だ。紅葉の種類はモミジなど。札幌近郊では、豊平峡ダム近辺が最も早く10月6日が見頃になるとしている。紅葉の種類はモミジ、カエデ、カツラ、サクラなど。
紅葉見物には注意事項がある。万全の態勢で臨むことが欠かせない。10月上旬には、場所によって最高気温が10度前後しか上がらないケースがある。厚手のコート、マフラーや手袋など冬支度をする必要がある。車は降雪に備えて冬タイヤに交換することをおすすめする。
このほかの北海道の紅葉スポットを一挙紹介
北海道には紅葉スポットが数多くある。大雪山では9月中旬から見頃を迎えているが、道南の函館方面では11月上旬が見頃となる。北海道内だけでも、平野部の紅葉の見頃は約1カ月間と幅広い。定山渓温泉では「紅葉かっぱバス」が10月1日~22日、札幌国際スキー場では「紅葉ゴンドラ」が9月23日~10月15日まで、それぞれ運行する。
【北海道の主な紅葉スポットの見頃や特徴】
・10月7日~ ニセコ五色温泉郷=ニセコ五色温泉インフォメーションセンター付近
・10月8日~ 朱鞠内湖=無風時には湖面に写る紅葉が鮮やか
・10月9日~ 知床五湖=第二湖から湖畔展望台付近がおすすめ
・10月10日~ 天人峡温泉=ホテルの天人閣周辺などがおすすめポイント
・10月12日~ 定山渓温泉=定山渓二見吊橋、かっぱ淵、錦橋など
・10月14日~ 阿寒湖温泉=遊覧船から湖岸の紅葉を望むことができる
・10月16日~ 富良野麓郷周辺=落葉樹からカラマツまで1カ月ほど楽しめる
・10月20日~ 大沼公園=JR大沼公園駅から徒歩圏内にある大沼公園広場などで
・10月24日~ 大通公園=195万人の大都市・札幌市の中心も色づき始める
・10月29日~ 北大イチョウ並木=秋の定番観光スポット
・11月2日~ 函館公園=白川橋付近のカエデやモミジなどが絶景
北海道では紅葉が終われば、すぐに雪が降り始め、本格的な冬が到来。長い間、雪に閉ざされるため、自然の色彩とはしばらくお別れとなる。だからこそ、北海道の紅葉は貴重なのだ。