北海道コンサドーレ札幌は10月29日、J1第31節で首位・鹿島と札幌ドームで対戦する。13位の札幌が勝ち、16位の広島が敗れると、札幌が2度目のJ1残留を決める。指揮官としても、四方田修平監督(44)が2001年の岡田武史氏(61)以来、2人目のJ1残留監督となる。
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2001年岡田武史氏以来、16年ぶりのJ1残留へ
札幌の場合、5度のJ1昇格(1998年のJFL→Jリーグを含む)と5人のJ1昇格監督が誕生しているが、J1に残留させた監督は、たった1人しかいない。それが、元日本代表監督の2001年の岡田氏だ。四方田監督が残留を決めれば、実に16年ぶり2人のJ1残留監督となる。
【札幌の歴代監督】※敬称略
1997年:ウーゴ・フェルナンデス 旧JFL優勝=Jリーグ昇格
1998年:ウーゴ・フェルナンデス→石井肇=J-1st・16位、2st・10位→J2降格
1999年:岡田武史=J2-5位
2000年:岡田武史=J2-優勝→J1昇格
2001年:岡田武史=J1-1st・8位、2st・14位→J1残留
2002年:柱谷哲二→イバンチェビッチ→張外龍=J1-1st・16位、2st・16位→J2降格
2003年:ジョアン カルロス→張外龍=J2-9位
2004年:柳下正明=J2-12位
2005年:柳下正明=J2-6位
2006年:柳下正明=J2-6位
2007年:三浦俊也=J2-優勝→J1昇格
2008年:三浦俊也=J1-18位→J2降格
2009年:石崎信弘=J2-6位
2010年:石崎信弘=J2-13位
2011年:石崎信弘=J2-3位→J1昇格
2012年:石崎信弘=J1-18位→J2降格
2013年:財前恵一=J2-8位
2014年:財前恵一→バルバリッチ=J2-10位
2015年:バルバリッチ→四方田修平=J2-10位
2016年:四方田修平=J2-優勝
2017年:四方田修平=J1-???
11位FC東京以下は数字的にJ2降格の可能性がある
J1は現在、残り4試合となっている。上位争いとともに、白熱するのが下位チームによる残留争いだ。16~17位の3チームが、来季のJ2に降格する、まさにサバイバルゲームになる。
札幌はJ2降格圏内から若干、抜け出した感じがするが、J1残留が決定していない状況だ。現在、J1第30節を終了した時点で、残留が決まっているのは10位の神戸まで。数字的には11位FC東京から最下位の18位新潟まで、8チームがJ2降格の可能性がある状態だ。
【J1第30節終了時点の11位以下の順位表】
11位:FC東京 勝ち点38
12位:仙台 勝ち点36
13位:札幌 勝ち点34
14位:清水 勝ち点30
15位:甲府 勝ち点28
16位:広島 勝ち点27
17位:大宮 勝ち点24
18位:新潟 勝ち点16
札幌は第31節の鹿島戦後、11月18日に清水戦(アイスタ)、11月26日に9位G大阪戦(吹田S)、12月2日に8位鳥栖戦(札幌ド)という日程だ。広島は第31節の7位浦和戦後、同日程で10位神戸戦(神戸ユ)、FC東京戦(Eスタ)、5位柏戦(柏)という日程になっている。