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星槎道都大サッカー部監督が部費を着服 合宿費を水増し請求で発覚

投稿日:2017年10月30日 更新日:

星槎道都大サッカー部の元監督(56)=同大学職員=が部費などを長年にわたって着服していたことが10月29日までに分かった。着服は数百万円に上るとみられる。大学は既に監督を解任しており、10月31日付で諭旨退職処分とする。元監督は着服を認めている。

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8月の青森合宿で中央に写っているのが田代元監督(出典:同大学サッカー部公式ツイッター)

部員の保護者からの訴えで着服が発覚

元監督は田代正信氏で、大学の調査で着服の事実を認めている。着服した金額を返済する意向で、大学側では刑事告発を見送る方針だ。

問題が発覚したのは、不審に思った部員の保護者から大学への連絡だった。報道などによると、部費が高いとの保護者からの訴えを受けて大学で調査を始めた。8月の合宿費では、田代元監督が部員に請求した金額と大学に報告した金額が食い違っていた。

同合宿は8月16日~20日にトップチームの部員を対象に青森で行われ、地元の社会人、大学、高校などのチームと練習試合をしている。

大学が田代元監督から事情を聞いたところ、着服の事実を認めた。約5年前から不正な請求をしていたという。会計は田代元監督が1人で担当しており、数年にわたって問題が表面化しなかった。会計のチェック体制も含めて、大学側の不備も指摘されそうだ。

Jリーガーも育てた手腕に定評もあった

田代元監督は、国士舘大学出身。ヤマハサッカー部(現ジュビロ磐田)から、1990年にNEC山形(現在モンテディオ山形)の監督に就任、93年にチームを東北地域リーグからJFL昇格に導いた。94年に当時の道都大(星槎道都大)の監督に就任し、Jリーガーを7人育て、天皇杯に出場するなど、指導に定評があった指導者だった。

【田代元監督が育てたJリーグ選手】
・北出勉=磐田→湘南→栃木
・石田祐樹=湘南→徳島→松本
・鎌田安啓=札幌→熊本→長崎→FC琉球
・権東勇介=札幌→水戸→金沢
・田沢勇気=札幌、岐阜
・星野圭佑=水戸
・森直樹=C大阪→水戸

星槎道都大は、北海道学生サッカーリーグの1部に所属。今季の同リーグは10月21日に最終節を終えている。

同大学のグラウンドを利用し、地域のスポーツクラブと連携して強化・育成をしている「DOHTO ジュニアユース」「DOHTO ジュニアU-12」がある。今回の田代元監督の不祥事で、子どもたちの活動に影響を及ぼすことも懸念される。

現在、同大学サッカー部のホームページは閉鎖されている。今後は新たな指導陣の構築とともに再発防止に向けて、体制の見直しなどに着手していく方針だ。

新監督に元コンサドーレ札幌の選手だった木島氏が就任

星槎道都大は11月1日、新監督にコーチの木島敦氏(48)の昇格を発表した。木島氏は帝京高から東京農大を経へ東芝サッカー部入り。1996年にコンサドーレ札幌でプレーした後、大分に移籍した。指導者としてはベアフット北海道、サンクFCくりやま、ノルブリッツ北海道の監督を歴任。JFLの監督資格となるJFA公認A級コーチジェネラルのライセンスを持っている。

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