横山忠始市長の死去に伴う香川県三豊市長選は、12月17日告示・同24日投開票で行う。ともに無所属、新人で元香川県議の山下昭史氏(51)と、元三豊市議の大平敏弘氏(63)の2人が立候補した。7町の合併によって誕生した三豊市が初の選挙戦になった。
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三豊市長選速報
山下 昭史氏 得票数17266 当選
大平 敏弘氏 得票数 7362
※12月24日20時現在=投票率44.66%(確定)
両候補のプロフィルや主な経歴など
山下氏は国学院大を卒業。地元テレビ局の瀬戸内海放送のアナウンサーやプロデューサーとして勤務していた。2011年の香川県議選で初当選し、2期務めている。
大平氏は香川県立農業経営高を卒業後、阪大微研に15年間勤務。その後、家業の農家を継いだ。高瀬町議11年、三豊市議8年の計19年間の議員歴がある。
◇山下 昭史(やました・あきし)氏
生年月日:1966年9月2日
出身地 :香川県三豊市
出身校 :国学院大
主な経歴: 香川県議(2期)、瀬戸内海放送アナウンサー
◇大平 敏弘(おおひら・としひろ)氏
生年月日:1954年11月3日
出身地 :香川県三豊市
出身校 :香川県立農業経営高
主な経歴: 三豊市議(2期)、高瀬町議(3期)、阪大微研
両候補の主な公約や主張など
▽山下氏
・横山市長の市政を継承して現市政の推進を目指す
・人口減少問題に取り組み、横山市長の遺志を継いで新しい取り組みをする
・心を一つにして「市民力」を強化してまちづくりにしていく
▽大平氏
・横山市政を継承して少子高齢化、人口減少問題の解消に向けて取り組む
・市長ら3役の退職金の見直しなど市民と対話を進め、活気あふれるまちづくり
・議員歴19年の実績を前面に出し、市民感覚と行政が一緒になれるような市政の構築
選挙の争点や情勢などを解説
三豊市長選の争点は、横山市政継続の施策をどのように市民に説明していくかが問われる。山下、大平各氏とも、横山市政の継承を土台に独自の政策を展開。人口減少にあえぐ同市に活気を取り戻し、魅力あるまちにする意気込みと具体策が重要になる。
知名度でいえば、地元テレビ局出身の山下氏が優位だ。大平氏は町議や市議を通算19年間務めており、豊富なキャリアを持っている。票の行方に関心が寄せられる。
11月27日に行われた立候補予定者説明会には、山下、大平各陣営のほか、もう1陣営の関係者が出席している。立候補の届け出の締め切りは12月17日17時で、立候補者が確定する。
12月24日の投票時間は7~20時で、21時から「三豊市総合体育館」で開票が行われる。
10月9日現在の選挙人名簿登録者数は56,597人(男26,998人、女29,599人)。