新千歳空港付近の国道36号に、全国初のオービス(自動速度取締装置)が2017年11月末に設置された。新型のiMオービスで、パトカーの屋根に搭載している「LSM-100」と同一機種。違反車両の速度をレーザー照射によって測定する仕組みで、速度超過に要注意だ。
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苫小牧市美沢の国道36号でレーザーによる速度測定
全国のオービスの位置情報サービスを手掛けるパソヤ(千葉県成田市)が12月27日、2017年に新設された全国のオービスの位置情報を発表した。オービスは交通事故の多発地点に設置されるケースが多く、位置情報を知ることによって安全運転に役立つとされている。このため、同社では定期的にオービスの位置情報を発表している。
今回、新千歳空港付近の国道36号に設置された新型オービスは固定式だが、移動も容易にできるタイプ。従来のHシステムのオービスに併設され、進行方向左の路肩付近に設置している。同社によると、2017年11月末に新型オービスが併設されたという。
【新型オービスの詳細】
設置場所:苫小牧市美沢の国道36号の南行き(苫小牧市街)方面
付近詳細:国道36号で新千歳空港、左手の交差点角にある「モダ石油」を過ぎてすぐ
オービスの形式:iMオービス(レーザー式)
道路状況:片側2車線で全車線が対象
制限速度:60km/h
2017年に新設されたオービスは全国9カ所
パソヤによると、2017年に全国で新設されたオービスは全9カ所で、1カ所が建設中という。同社では全国各地のユーザーによるオービスの位置情報や詳細の報告を基に、スマホアプリによる「オービスガイド」を作製。最新のオービス情報を無料のバージョンアップで更新している。
【2017年に設置された全国のオービスの情報】
▽1月
◎宮城県大崎市三本木音無舘下
・国道4号(奥州街道・陸羽街道)
・上り方面(仙台方面)
・ファミリーマート通過後
・LHシステムオービス
◎福井県福井市若栄通
・国道416号(藤島通り)
・西行き(国道8号方面)
・コマツ営業所付近
・LHシステムオービス
▽2月
◎愛知県みよし市打越町
・国道153号(豊田西バイパス)
・東行き(豊田市方面)
・たまご村の前
・LHシステムオービス
◎東京都国立市泉3丁目
・中央自動車道
・下り方面(山梨方面)=18.5キロポスト
・国立府中と石川PAの間
・LHシステムオービス
▽3月
◎愛知県新城市矢部
・新東名高速道路
・下り方面(名古屋方面)213.3キロポスト
・長篠設楽原PA通過直後
・LHシステムオービス
◎栃木県那須塩原市豊浦
・国道4号(黒磯バイパス)両方面
・上り方面(矢板市方面)
・豊浦交差点と下厚崎交差点の間
▽10月
◎長野県塩尻市片丘
・長野自動車道
・下り方面(松本方面)11.85キロポスト
・塩尻IC通過後
・LHシステムオービス
▽11月
◎岩手県花巻市石鳥谷町大興寺
・東北自動車道
・上り方面(仙台方面)484.4キロポスト
・紫波SAと花巻ICの間
・ループコイル式オービス
▽12月(27日現在建設中)
◎福岡県広川町
・九州自動車道
・下り方面(熊本方面)115.4キロポスト
・広川SAと八女ICの間
・ループコイル式オービス
※2017年12月25日現在、基礎部分が完成している