任期満了に伴う岐阜県大野町長選は2月13日、告示された。投開票は同18日。立候補者は、3選を目指す現職の宇佐美晃三氏(63)、新人で農業の飯沼信彦氏(65)の2人。立候補者の詳細や情勢予想などを伝える。
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宇佐美 晃三氏◎ 得票数6377 当選
飯沼 信彦氏△ 得票数1556
※情勢予想で◎=有力、〇=やや有力、△=苦戦、無印=評価対象外
※投票率42.46%
大野町長選の争点は、現職の宇佐美氏の2期8年の評価が争点になる。「道の駅」、工業団地の整備事業など、現町政が掲げている大型事業の是非がポイントになる。選挙戦は同じ顔ぶれとなった2010年以来、8年ぶりとなる。
情勢を予想すると、現職の宇佐美氏がリードしている。今回と同じ顔ぶれの2010年町長選の得票数は、宇佐美氏が6931で飯沼氏が4741だった。
2月18日の投票時間は7~20時で、21時から「総合町民センター」で即日開票する。2月12日現在の選挙人名簿登録者数は1万9052人(男9253人、女9799人)。
大野町の宇佐美晃三町長の事務所へ激励訪問。明日から町長選挙が始まります。衆議院議員時代からのご縁。IC周辺のまちづくりを着々と進めておられます。大野町は岐阜市と共同生活圏。しっかり連携していきます。#柴橋正直 #宇佐美晃三 #岐阜市 #大野町 #まちづくり pic.twitter.com/QyJ3srVGya
— 柴橋正直 (@shibahashi_m) 2018年2月12日
◇宇佐美 晃三(うさみ・こうぞう)氏
生年月日:1954年9月30日
出身地 :岐阜県大野町
出身校 :―
主な経歴 : 大野町長(2期)、同町議、一級建築士
建築設計事務所代表の傍ら、2010年の大野町長選に出馬して初当選した。14年は無投票再選している。一級建築であり、建築行政の専門家だ。
◇飯沼 信彦(いいぬま・のぶひこ)氏
生年月日:1952年3月26日
出身地 :岐阜県大野町
出身校 :―
主な経歴 : 農業、NPO法人役員、総合商社社員
1975年に大手総合商社の丸紅に入社。海外の発電所の建設現場などを担当した。2000年に愛知万博へ出向。同年に早期退社し、大野町へ戻った。
▽宇佐美氏
「道の駅や工業団地の建設など、これまでのけプロジェクトを引き続き、推進していきたい」
・これまでの取り組みをさらに発展させるのが責務
・町民の皆さんにご理解と支援を頂きたい
・子育て支援施設開設など2期8年の町政運営の実績
▽飯沼氏
「現職が進めている町政やプロジェクトを改善させるには、交代させるしかない。今回も無投票では住民自治が育たない」
・大型事業の見直し、財政の健全化を目指す
・財政を立て直した分を福祉・教育に予算を配分する
・町政を刷新し、大野の発展に寄与したい
前回の大野町長選は2014年2月4日に行われ、宇佐美氏が無投票で再選した。