任期満了に伴う東京都町田市議選は2月18日、告示された。投開票は同25日。注目候補は無所属新人で、2児の母親でもある専業主婦の矢口まゆ氏(28)で、ただ一人の平成生まれだ。子育て支援などの拡充に向け、フレッシュ感を前面に打ち出し、選挙戦に突入した。
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矢口 まゆ氏〇 得票数3526 当選
※情勢予想で◎=有力、〇=やや有力、△=苦戦、無印=評価対象外
※投票率42.35%
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2018年町田市議選は定数36に対して44人が立候補している。内訳は現職28人、元職2人、新人14人。議員報酬は年間1121万4000円となっている。
矢口氏は政治団体「かがやけTokyo」の推薦を受けている。初の出馬で未知数的な部分もあるが、政策は子育て支援などに絞り込んでいるため、同年代の女性子育て世代からの支持をピンポイントで得られる可能性もある。
2月18日の投票時間は7~20時で、即日開票する。2017年12月1日現在の選挙人名簿登録者数は35万6759人(男17万3483人、女18万3276人)。
◇矢口 まゆ(本名・真由=やぐち・まゆ)氏
生年月日:1989年10月16日
出身地 :北海道釧路市
出身校 :東京製菓学校(専門学校)
主な経歴 : 専業主婦、ビルメンテナンス会社社員、和菓子店店員
東京製菓学校を卒業後、和菓子店に就職。2011年3月に発生した東日本大震災では、現地でボランティア活動に従事。22歳のときにビルメンテナンス会社に就職し、秘書や営業職を経験した。25歳で第一子を出産し、専業主婦になった。現在は夫、3歳の長女と1歳の次女、義母の5人で二世帯住宅に在住。子育てサロンの「南町田土日ママの会」を主宰。安心・安全な子育て環境の拡充に向けて出馬を決意した。
「私のような普通のママは政治の世界に少ない。子どもを産み育てている今の私だからこそ、当事者として気づくことがたくさんある」
・中学生のみんなが喜ぶ給食を
・保育中の重大事故、待機児童をともにゼロにする
・公立校の学力の底上げで日本一を目指す
・いじめをゼロにし、「ブラック部活」のないまちに
・大丈夫 里帰りせずに住めるまちに
矢口氏の公約や主張の特徴は、子育てや子どもに関わることが中心だ。身の丈にあった市民目線の政策が多い。
前回の町田市議選は2014年2月16日に行われた。定数24に対して28人が立候補した。投票率は33.98%。トップ当選は馬場賢司氏(52=公明党)の得票数3294だった。