任期満了に伴う熊本県宇土市長選挙は4月1日に告示された。無所属で現職の元松茂樹氏(53)以外に立候補の届け出がなく、無投票で3選が決まった。元松氏の経歴や学歴、公約や主張などを伝える。
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元松 茂樹氏 無投票で当選
※4月1日17時確定
4月1日の立候補の受け付けは8時半からで17時で締め切られた。3月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万1007人(男1万4617人、女1万6390人)。任期満了日は4月28日。
▽宇土市メモ
位置:熊本県中央部に位置している城下町
人口:3万7380人(2018年2月28日現在)
特色:古くから交通の要衝で、県内の商工業の拠点
名産品:網田ネーブル、デコマリン、車エビ、マテガイ
◇元松 茂樹(もとまつ・しげき)氏
生年月日:1965年3月8日
出身地 :熊本県宇土市
出身校 :熊本商大商学部(熊本学園大)
主な経歴 : 宇土市長(3期)、宇土市職員、熊本市内の民間企業勤務
1987年3月に熊本商大商学部を卒業後、三角町役場の臨時職員として採用される。89年に熊本市内の民間企業に勤務後、91年に宇土市役所に採用された。04年自治大学校2部修了。09年12月に宇土市役所を退職した。10月4月に宇土市長選に初当選、14年に再選し、18年に無投票で3選を果たした。
「この2年間は熊本地震の対応で精いっぱいだった。2期目のマニフェストに掲げた各施策は、十分な成果を挙げていない。引き続き、市政を担って宇土市のために尽力したい」
・最大の課題は熊本地震からの復興で、創造的な復興を果たしたい
・農林水産業や子育て環境の整備は成果が出ている
・ピンチをチャンスに変え、10月の市制施行60周年を迎えたい
熊本地震は2016年4月14日21時26分以降に、熊本県と大分県で相次いで発生。甚大な被害をもたらした。宇土市役所は半壊し、同年8月から17年3月末まで解体工事を行った。5年後の新庁舎完成まで、現在はプレハブの仮庁舎で業務をしている。
▽2010年4月4日執行=投票率69.68%・当日有権者数3万299人
元松 茂樹氏(45)=新 得票数9737 当選
田口 信夫氏(74)=現 得票数8930
浜口多美雄氏(59)=新 得票数2313
元松氏は民主、社民、国民新党の推薦を受けて出馬。4選を目指す現職の田口氏、元市議会議長の浜口氏を破り、初当選した。
▽2014年3月30日執行=投票率63.31%・当日有権者数3万213人
元松 茂樹(49)氏=現 得票数12200 当選
中田 雄士(59)氏=新 得票数 6754
元松氏が、新人で元宇土市議の中田氏を破り、再選を果たした。