任期満了に伴う沖縄県金武町(きんちょう)長選挙は4月3日に告示された。立候補したのは、現職の仲間一氏(63)以外になく、無投票で再選が決まった。仲間氏の公約・主張、経歴や学歴などを伝える。
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仲間 一氏 無投票で当選
※4月3日17時確定
4月3日の立候補の届け出は17時で締め切られた。3月2日現在の選挙人名簿登録者数は9011人(男4438人、女4573人)。任期満了日は4月16日。
金武町は2016~25年度にかけて、仲間氏が「第5次金武町総合計画(基本構想)」を策定。行政が協力・協働したまちづくりのプランを掲げた。夢と希望が持てる金武町のビジョンを提示している。
総合計画では、少子高齢化による人口減少対策、観光客誘致による地域活性化、雇用の創出など、各種の地域活性化策を掲げる。軍用地の返還後の跡地の再利用など、まちの活性化策を推進している。
▽金武町メモ
位置:沖縄県本島中央部の東海岸にあり、国頭(くにがみ)郡最南端
人口:1万1529人(2018年2月末現在)
面積:37.84㎢
特色:町域の55.6%を米軍基地「キャンプ・ハンセン」で占めている
名産品:田芋、緑茶、玄米茶、タコライス発祥の地
◇仲間 一(なかま・はじめ)氏
生年月日:1955年1月15日
出身地 :沖縄県金武町
出身校 :沖縄国際大(中退)
主な経歴 : 金武町長(2期)、金武町教育長(2期)、NPO法人理事長
沖縄国際大中退。並里区事務職員を経て並里区長を4期務めた。2007~13年まで金武町教育長を2期務め、同町の整備事業で完成した展示施設を運営するNPO法人の理事長に就任。儀武剛町長の勇退により、後継指名を受けて14年の町長選に出馬して初当選した。
▽公約&主張
「1期目の目前の課題を着実に解決したことが、町民に評価されたと思う。2期目については町民が安心・安全に暮らせるまちづくりに軸足を置き、引き続き町政運営に全力を尽くしていく」(2018年4月3日)
▽2017年3月6日の施政方針から抜粋
・子育て支援、町民の健康づくり、高齢者福祉の拡充
・幼児教育、義務教育、生涯学習など人をはぐくむまちづくり
・生活環境の整備、道路の整備、上下水道の整備、公園の整備
・米軍基地、廃棄物処理、防災や減災などの治安や生活の安全対策
・農林畜産、水産商工業、観光業の振興や雇用促進
▽2014年4月6日執行=投票率75.24%
仲間 一氏(59) 得票数3598 当選
宜野座 保氏(65) 得票数2796
仲間氏が、新人で元町議の宜野座氏を破り、初当選した。