インスタグラムなどのSNSで話題の中国人モデルの栗子(リーズー)こと龍夢柔(23=ロン・モンロウ)が、札幌市のホテル「東急ステイ札幌」のCMに登場する。ガッキー(新垣結衣)似のモデルとして大ブレーク。「東急ステイ札幌OPEN2018」として4月16日にWeb動画をリリース、同18日から北海道限定のテレビCMとして放映される。
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栗子は自身のインスタグラムに投稿した写真が日本で話題となった。日本のテレビ局もルックスに着目し、出演依頼をして番組に登場するなど、大ブレークした。そんな栗子は、まさに札幌や日本の観光をPRする最適なキャラクターだ。
今回のCM撮影は、栗子が札幌市を中心に北海道内の人気観光スポットやグルメを紹介。ホテルの紹介や北海道を代表する魚介類のグルメも満喫。雪とたわむれる愛らしい表情も見せている。
札幌市中央区内にある「円山動物園」も紹介。ホッキョクグマやレッサーパンダの姿に、笑顔を見せて大はしゃぎしていた。
栗子は2014年に中国中央テレビ(CCTV)の番組スタッフにスカウトされ、オーディションに参加。15年にグランプリを獲得した。17年に自身が投稿したインスタグラム画像が、日本国内で大きな話題となっている。
2018年春から、本格的に日本進出を図り、音楽デビューする予定だ。日本に滞在し、メジャーデビューに備える
【栗子プロフィル】
名前:本名・龍夢柔(ロン・モンロウ)、愛称・栗子(リーズー)
生年月日:1994年7月31日
出身:中国湖南省湘西生まれ
身長:159cm
ホテルを運営する東急ステイサービスでは、今回の栗子のCM起用の理由を次のように説明している。
「ロン・モンロウさんと東急ステイは、ある共通点がある。ホテルはどれも似ていると思われがちだが、ホテルごとに個性がある。ロン・モンロウさんも有名女優(新垣結衣)に似ていると話題になったが、自身にしかない魅力や個性を表現していきたい、という思いに共感したから」
このほかにも、栗子のCMキャラクター起用には、さらなる中華圏のインバウンド(訪日外国人)を取り込む狙いもあるようだ。
日本政府観光局(JINTO)によると、 2017年のインバウンドは、前年比19.3%増の2869万人の過去最高を記録。東京五輪・パラリンピックを開催する20年までに4000万人の目標を掲げている。
そのカギを握るのが中華圏のインバウンドだ。17年のインバウンドの国・地域別の内訳では、中国が初の700万人超えとなる735.6万人でトップ。3位の台湾が456.4万人、4位の香港223.2万人で、中華圏がトップ5を占め、約50%のシェアとなる。
このため、今回のCMは栗子の起用がまさに最適。北海道を含む日本国内に、中華圏を中心としたインバウンド増の大きな弾みになる可能性も秘めている。