任期満了に伴う神奈川県愛川町長選挙は6月12日に告示され、同17日に投開票を迎える。立候補者はいずれも無所属で、再選を目指す現職の小野沢豊氏(65)、会社員で新人の小島淳氏(37)の2人。愛川町長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
愛川町長選挙2018の開票速報・投票率速報・当選予想
小野沢 豊氏〇 得票数7873 当選
小島 淳氏△ 得票数3399
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率35.23%=確定
愛川町長選は、現職の小野沢豊氏が新人の小島淳氏を破り、再選を決めた。
【前回2014年の愛川町長選挙の状況】
前回の愛川町長選は、森川絹枝氏の体調不良による辞職に伴い、2014年6月29日に執行された。
▽2014年6月29日執行=投票率47.39%
小野沢 豊氏(61)=新 得票数6682 当選
斎藤 誠氏(60)=新 得票数5565
山中 正樹氏(51)=現 得票数2963
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽小野沢 豊氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
▽小島 淳氏
①公約や主張=3
②経歴=2.5
③支持基盤=2.5
=合計8.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
愛川町長選挙2018の有権者や投票、愛川町の詳細
6月17日の投票時間は7~20時で、町内12カ所の投票所で行い、20時45分から「愛川町文化会館3階大会議室」で即日開票する。6月11日現在の選挙人名簿登録者数は3万2912人(男1万7190人、女1万5722人)。任期満了日は6月28日。
▽期日前投票
期間:6月13日~16日
時間:8時半~20時
投票所:相川町役場2階大会議室
愛川町の町制施行は1940年4月1日。55年1月15日に高峰村と合併、56年9月30日に中津村を編入し、現在の町域に至る。
町域は住宅や商工業が中津地区に集中し、行政の中心が中央に位置している高峰地区になる。観光資源は西部の半原、北部の三増両地区。町内は鉄道網がなく、公共交通機関がバスになる。
愛川町では町の知名度向上、観光振興、地場産業の活性化を目的に「愛川ブランド認定制度」を実施。和菓子、食品、繊維製品、工芸品、木材など28品目を認定している。
▽愛川町メモ
位置 | 神奈川県北部にある |
面積 | 34.28㎢ |
隣接 | 厚木市、相模原市、清川村 |
人口 | 4万644人(2018年6月1日現在) |
観光地 | 「神奈川県立あいかわ公園」は愛川町の町花であるツツジの名所として知られ、3月末から5月始めにかけて花の斜面を中心に、約40種類、4万本のツツジが咲き誇る(毎年4月29日には『あいかわ公園つつじまつり』を開催) |
名産品 | 座敷ぼうき、愛川リンゴ、地酒、愛川和紙細工 |
有名人 | 大野幸人(俳優、ダンサー)、五味隆典(格闘家) |
愛川町長選挙2018の争点や情勢、予想を解説
愛川町長選の争点の一つに「横須賀水道・半原水源地」跡地の再利用がある。小野沢氏が観光資源としての活用を掲げる一方、小島氏が研究施設の誘致など主張が対立している。利便性を向上させる都内へのアクセスも、町民の関心が高い。
告示前の6月10日に行われた公開討論会では、両氏とも舌戦を展開。小野沢は、東京都八王子市に在住の小島氏について、今後の愛川町への居住の有無を確認。小島氏は子育てが落ち着いたら転居する意向を明かした。
小島氏は、民間なら定年になる小野沢氏の年齢に触れ、後継者について質問。小野沢氏は適当な時期に後継者を考えていくと応じた。
情勢を予想すると、町職員として豊富なキャリアがある小野沢氏の再選が有力とみられる。1期目の市政運営では、大きな批判の声もない。小島氏は若さを前面に出し、支持を決めていない層への浸透が選挙戦のカギを握る。
小野沢 豊(おのざわ・ゆたか)氏
生年月日:1953年3月17日
出身地 :神奈川県愛川町
出身校 :関東学院大工学部
主な経歴 : 愛川町長(1期)、同副町長、町総務部長
関東学院大工学部を卒業。1977年に愛川町に採用された。2004年町総務課長、08年企画政策課長、10年総務部長などを歴任。11年に副町長に就任したが、14年に当時の森川町長の要請によって副町長を退任。同年6月の愛川町長選で初当選した。
小島 淳(こじま・あつし)氏
生年月日:1980年10月5日
出身地 :神奈川県愛川町
出身校 :中央大文学部、愛知産業大建築学科(通信制)
主な経歴 : 卸売会社社員
2004年3月に中央大文学部を卒業。東証一部上場の工具関連の卸売会社「トラスコ中山」に就職し、現在は厚木支店に勤務、役職は係長心得。会社員として勤務しながら、愛知産業大の通信制の造形学部建築科を18年に卒業した。
愛川町長選挙2018の立候補者の主な公約・政策、主張
小野沢 豊氏
- 小児医療費の助成拡大など子育て支援を拡充した実績
- 1期4年間で地方債を10億円以上削減した財政運営の実績
- 「半原水源地」跡地を観光資源として活用
- 中学校へ温かい給食の導入
- 通勤、通学アクセス向上のため、バス路線網の拡充
小島 淳氏
- 若年層に魅力あるまちづくりの推進
- 橋本駅を想定したバス路線の拡充で都内への交通アクセスの向上
- 50年後を見据え、区画整理事業で街並みを整備
- 子育て支援の拡充
- 半原宮大工の歴史を生かし「職人の町」としてブランド化を目指す
2018年6月17日投開票の注目選挙一覧
当サイトでは愛川町長選挙以外にも、6月17日に投開票されるそのほかの注目選挙も掲載している。
・立川市議会議員選挙2018開票速報 立候補者43人の当落や情勢予想
・大竹市長選挙2018開票速報 立候補者の公約や経歴、情勢や予想も
・大野市長選挙2018開票速報 石山志保氏リードか?候補者の情勢予想
・綾町長選挙2018結果速報 新人の籾田氏がリード?現職の前田氏と対決
・奈半利町長選挙2018開票速報 竹崎和伸氏と伊藤隆氏の新人対決の結果