任期満了に伴う新潟県津南町長選挙は6月19日、告示された。投開票は同24日。立候補者はいずれも無所属の新人で、元同町議の半戸哲郎氏(67)、元信用組合職員の高橋真二氏(57)、元同町議会副議長の桑原悠氏(31)の3人。津南町長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
津南町長選挙2018の開票速報・投票率速報・当選予想
半戸 哲郎氏△ 得票数2422
高橋 真二氏△ 得票数1454
桑原 悠氏〇 得票数2614 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率77.78%
津南町長選は新人の桑原悠氏(31)が、新人2候補を破り、初当選した。桑原氏は、現職の町村長として最年少の北海道江差町長の照井誉之介氏(33)よりも若い。最年少市長は大阪府四条畷市の東修平氏(29)。
【前回2014年津南町長選挙の状況】
▽2014年6月22日執行=投票率84.36%
上村 憲司氏(65)=現 得票数3849 当選
半戸 哲郎氏(63)=新 得票数3011
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽半戸 哲郎氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=2
=合計8.0P
▽高橋 真二氏
①公約や主張=3
②経歴=2.5
③支持基盤=3
=合計8.5P
▽桑原 悠氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
※候補者のスコアリングは5 段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
津南町長選挙2018の有権者や投票、津南町の詳細
6月24日の投票時間は7~18時(一部投票所で繰り上げ)で、町内16カ所の投票所で行い、19時から「津南町役場大会議室」で即日開票する。6月18 日現在の選挙人名簿登録者数は8539 人(男4129人、女4410人)。任期満了日は7月8日。
▽期日前投票
期間:6月20日~23日
時間:8時半~20時
投票所:津南町役場3階大会議室
津南町の町制施行は1955年1月1日。外丸村、上郷村、芦ケ崎村、秋成村、中深見村、下船渡村の6村の合併によって誕生した。
新潟県の最南端に位置し、西側は長野県栄村に隣接している。国内有数の豪雪地帯でもあり、年間降雪量が非常に多い。
基幹産業は農業で、世界的なブランド米の「魚沼産コシヒカリ」をはじめ、雪下ニンジン、アスパラガスなどの栽培が盛ん。高原野菜に加え、ユリの切り花の産地としても知られる。町内の河岸段丘では縄文時代の痕跡が出土している。
▽津南町メモ
位置 | 新潟県最南端にあり、中魚沼郡に属している |
面積 | 170.21㎢ |
隣接 | 十日町市、湯沢町、長野県栄村 |
人口 | 9775人(2018年5月末現在) |
観光地 | 「秋山郷」は東を苗場山、西を鳥甲山に挟まれた山間地域で、日本の秘境100選の一つ |
名産品 | 伝統木工芸品、にんじんジュース、ジャム 、アスパラガス、スイートコーン |
有名人 | 石田吉貞(国文学者、文学博士)、村山朝偉(硝子工芸家・手描友禅染色作家) |
津南町長選挙2018の争点や情勢、予想を解説
津南町長選は、町政を2期8年にわたって運営した現職の上村憲司氏(69)が引退を表明し、新人3候補による三つどもえとなっている。
選挙戦の争点は、著しい人口減少の対策、赤字の町立病院の経営改善など。各候補は激しい舌戦を繰り広げている。
情勢を予想すると、31歳の桑原氏に期待する町民が多く、全国最年少町長として初当選の可能性がある。11年と15年の町議選では、大差で連続トップ当選を果たしており、幅広い支持層がいることの証だ。
半戸、高橋両氏も地元に基盤を築いていおり、一方では接戦になるとの見方も出ている。
津南町長選挙2018の立候補者のプロフィールや主な経歴など
半戸 哲郎(はんど・てつろう)氏
生年月日: 1951年3月
出身地 :新潟県津南町
出身校 :新潟県立津南南高
主な経歴 : 津南町議、津南町職員
新潟県立津南高を卒業後、新潟専修訓練校測量科を修了。津南町に採用され、建設課、総務課、教育委員会生涯学習班長など歴任。2006年に退職後、07年の津南町議選で初当選。10年と14年の津南町長選に出馬しているが、いずれも落選した。
高橋 真二(たかはし・しんじ)氏
生年月日:1960年11月28日
出身地 :新潟県津南町
出身校 :立正大短期大学部商経学科
主な経歴 : 信用組合職員
1982年3月に立正大短期大学部商経学科を卒業。83年9月に塩沢信用組合に入組した。津南支店長、石打支店長、本店長、本部監査室長などを歴任。2017年9月に津南町長選出馬に向けて退職した。津南郷土地改良区の総括監事を務めている。
桑原 悠(くわばら・はるか)氏
生年月日:1986年8月4日
出身地 :新潟県津南町
出身校 :早大社会科学部、東大公共政策大学院
主な経歴 : 津南町議(2期)、同副議長
2009年3月に早大社会科学部を卒業。11年の津南町議選では東大大学院生のまま出馬し、25歳でトップ当選を果たした。議員活動を続けながら12年に東大公共政策大学院を修了した。15年の同町議選でもトップで再選し、副議長に就任した。
津南町長選挙2018の立候補者の主な公約・政策、主張
半戸 哲郎氏
- 町立病院の経営改革を最優先に取り組む
- 農業は後継者を育成し、ブランド力を高める
- 自然エネルギーの開発と促進で産業振興を図る
- グリーンピア、マントパークなど町有観光施設の再建
- 若者への支援を拡充させて定住化に向けて取り組む
高橋 真二氏
- 幼児教育の無償化、保育の無料化(0~5歳)
- 雇用の場の確保し、若者の定住を促進
- 地域資源を生かした観光振興
- 町おこしにつながる地域のブランディング戦略
- 産業振興政策
桑原 悠氏
- 町立病院を改善し、地域医療の充実
- 待機児童解消のため、新たな保育園の整備
- 町内のインフラ整備を推進
- 中心市街地の活性化
- 観光振興を推進させる
2018年6月24日執行の注目選挙一覧
当サイトでは津南町長選挙以外にも、6月24日に執行されるそのほかの注目選挙も掲載している。
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