任期満了に伴う兵庫県加古川市長選挙は6月17日、告示された。投開票は同24日。立候補者はいずれも無所属で、再選を目指す現職の岡田康裕氏(42)、新人の岸本勝氏(71)の2人。加古川市長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
加古川市長選挙2018の開票速報・投票率速報・当選予想
岡田 康裕氏〇 得票数81131 当選
岸本 勝氏 得票数16494
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率45.93%
加古川市長選は、現職の岡田康裕氏が新人の岸本勝氏を破り、再選を決めた。
【前回2014年加古川市長選挙の状況】
前回2014年加古川市長選は、現職の引退に伴い、5新人が乱立した。岡田氏は後継指名を受ける形で、岸本氏ら4新人を下して初当選した。
▽2014年6年月23日執行=投票率52.49%
岡田 康裕氏(38)=新 得票数51386 当選
石堂 求氏(62)=新 得票数34824
三戸 政和氏(35)=新 得票数11163
岸本 勝氏(67)=新 得票数 8321
東田 巧氏(57)=新 得票数 3851
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽岡田 康裕氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
▽岸本 勝氏
①公約や主張=2
②経歴=2
③支持基盤=1.5
=合計5.5P
※候補者のスコアリングは5 段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
加古川市長選挙2018の有権者や投票、加古川市の詳細
6月24日の投票は、7~20時に市内11カ所の投票所で行い、即日開票する。6月16日現在の選挙人名簿登録者数は22万1612万人(男10万7715人、女11万3897人)。任期満了日は7月8日。
▽期日前投票
期間:6月18日~23日
時間:8時半~20時
投票所:4カ所
- 加古川市役所新館1階市民ロビー
- 加古川市総合文化センター(9~18時)
- 加古川西公民館(9~18時)
- 別府公民館(9~18時)
※加古川市役所を除いた3投票所は期間が6月7~23日まで
加古川市の市制施行は1950年6月15日。旧加古郡の町村の合併によって誕生した。70年代には全国一の人口増加率を記録した。神戸市や姫路市のベッドタウンとしての性質を持ち、79年に人口20万人を突破した。
同市は年間を通して、天候や気候が安定している。温暖な瀬戸内海式気候のため、晴天率が全国平均より多くある。神社仏閣などの歴史的建造物も数多く点在している。
▽加古川市メモ
位置 | 兵庫県南部、東播磨地方の中心にある |
面積 | 138.48㎢ |
隣接 | 明石市、高砂市、姫路市、加西市、三木市、小野市、播磨市、稲美町 |
人口 | 26万3983人(2018年6月1日現在) |
観光地 | 鶴林寺は聖徳太子ゆかりの古刹として有名。加古川まつり花火大会は5000発の花火が夏の夜空を鮮やかに彩る |
名産品 | 加古川和牛、志方牛、和菓子、地酒 |
有名人 | 上野樹里(女優)、陣内智則(お笑いタレント) |
加古川市長選挙2018の争点や情勢、予想を解説
加古川市長選の争点は、子育て支援策や交通環境の充実が挙げられる。2017年度版「市民意識調査」によると、子育て環境に満足できないとの回答が多かった。30代女性の2割が、加古川市からの転居を考えているという。
人口減少対策、子育て・教育環境の整備も重要なポイントになりそうだ。高齢者ら交通弱者のための公共交通機関の充実度も、関心の高いテーマになる。岡田、岸本両氏らの実現性の高い政策や公約などに、市民の注目が集まっている。
情勢を予想すると、岡田氏の再選が有力だ。市長選は大方の予想によると、無風になるとの観測が大勢を占めていた。出馬表明は岡田氏の2月に対し、岸本氏が6月17日告示の2日目と大幅に出遅れている。
新人5氏が乱立した前回2014年の加古川市長選は、岡田氏の5万1000票に対し、岸本氏が8300票という得票数の差がついた。今回の市長選は現新の一騎打ちとなり、得票数がさらに広がる可能性も指摘されている。
加古川市長選挙2018の立候補者のプロフィールや主な経歴など
岡田 康裕(おかだ・やすひろ)氏
生年月日:1975年7月13日
出身地 :神戸市
出身校 :ハーバード大大学院、米国公認会計士
主な経歴 :加古川市長 (1期)、衆院議員(1期)
東大工学部を卒業後、米ハーバード大大学院に留学。経営コンサルタント会社を経て2003年と05年の衆院選に民主党から兵庫10区で出馬して落選し、09年に初当選した。14年の加古川市長選は無所属で出馬し、初当選を果たした。
岸本 勝(きしもと・まさる)氏
生年月日:1947年6月21日
出身地 :兵庫県加古川市
出身校 :福岡工大工学部
主な経歴 : 政治団体顧問、金属加工会社勤務
福岡工大工学部を卒業。兵庫県高砂市の金属加工会社に勤務していた。現在は政治団体「明るい加古川市をつくる市民の会」の顧問を務めている。前回2014年加古川市長選は共産推薦の無所属で出馬し、岡田氏に大差で敗れた。
加古川市長選挙2018の立候補者の主な公約・政策、主張
岡田 康裕氏
- 最重要課題の一つとして、北部のバス路線の充実
- 市民の幸せのため、徹底した満足度調査を実施
- 新しい教育手法として「分かる学力」の推進
岸本 勝氏
- 現市政が計画する小学校の統廃合の推進を凍結
- 中学校の給食、小中学校へのエアコン設置の実現
- 市民の声をしっかり聞き、市民本位の市政へ転換させる
2018年6月24日投票の注目選挙一覧
当サイトでは加古川市長選挙以外にも、6月24日に執行されるそのほかの注目選挙も掲載している。
・滋賀県知事選挙2018結果速報 情勢予想は三日月大造氏の再選が有力か
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