池田勇夫前町長の死去に伴う大阪府豊能(とよの)町長選挙は2月26日告示され、3月3日投開票が行われた。立候補者は無所属で元豊能町議の西川隆夫氏(83)、大阪維新の会公認で元自治会長の塩川恒敏氏(66)、無所属で元豊能町議の橋本謙司氏(47)の3人。豊能町長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
豊能町長選挙2019の開票速報・投票率速報・当選予想
西川 隆夫氏 得票数 629
塩川 恒敏氏△ 得票数4833 当選
橋本 謙司氏〇 得票数4322
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率56.18%
豊能町長選挙は、新人の塩川恒敏氏が、西川隆夫、橋本謙司両新人を破り、初当選を決めた。
【前回2016年豊能町長選挙の状況】
▽2016年9月25日執行=投票率50.63%
池田 勇夫氏(77)=元 得票数4047 当選
野村 剛志氏(47)=新 得票数3226
高橋 重徳氏(68)=新 得票数1638
西川 隆夫氏(80)=新 得票数 669
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(=ポイント)
▽西川 隆夫氏
①公約や主張=2
②経歴=2
③支持基盤=1.5
=合計5.5P
▽塩川 恒敏氏
①公約や主張=3
②経歴=2
③支持基盤=3
=合計8.0P
>▽橋本 謙司氏
①公約や主張=3
②経歴=2.5
③支持基盤=3.5
=合計9.0P
※候補者のスコアリングは5 段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
豊能町長選挙2019の有権者や投票、豊能町の詳細
3月3日の投票は、7~20時に町内19カ所の投票所で行い、21時から「豊能町立中央公民館大会議室」で即日開票する。3月3日現在の選挙人名簿登録者数は1万7705(男8377人、女9328人)。
▽豊能町メモ
位置 | 大阪府北西部にある |
面積 | 34.34㎢ |
隣接 | 茨木、箕面各市、能勢町、京都府亀岡市、兵庫県川西市 |
人口 | 1万9687人(2019年1月末現在) |
観光地 | 能勢妙見山、関西カートランド、コスモスの里 |
名産品 | 納豆、米、漬け物、ゴボウ、ヤーコン |
有名人 | 関本昌平(ピアニスト)、大西ライオン(お笑いタレント) |
豊能町長選挙2019の立候補者のプロフィールや主な経歴など
◇西川 隆夫(にしかわ・たかお)氏
生年月日:1936年1月
出身地 :大阪府豊能町
出身校 :大阪府立園芸高
主な経歴 : 行政書士、豊能町議(3期)、大阪府池田市職員
◇塩川 恒敏(しおかわ・つねとし)氏
生年月日:1953年1月
出身地 :大阪市
出身校 :-
主な経歴 : 松下電器(現パナソニック)社員
◇橋本 謙司(はしもと・けんじ)氏
生年月日:-
出身地 :大阪府
出身校 :大阪府立茨木工高(現大阪府立茨木工科高)
主な経歴 : 豊能町議(3期)、町議会議長、関西電力社員
豊能町長選挙2019の立候補者の主な公約・政策、主張
▽西川 隆夫氏
「北大阪急行の町内への延伸を目指し、人口増を図る」
- ダイオキシン問題の解決を図り、まちを活性化させる
- ときわ台駅周辺の再開発事業に着手
- 幼保と小中のそれぞれの一貫教育を目指す
▽塩川 恒敏氏
「ハコモノ建設を抑えて、町長報酬を30%カットする」
- 東西それぞれの小中学校の一貫教育の実現
- 子育て世代と高齢者に優しい行政サービスの実現
- ダイオキシン廃棄物の低コストによる安全処理
▽橋本 謙司氏
「人口減少に伴う少子高齢化を抑制する施策を図る」
- 東西の小中学校の一貫教育の実現
- ダイオキシン問題は処分地の意向を踏まえ、早期の最終処分を目指す
- 町外へ情報発信する「チャレンジ室(課)」の新設
豊能町長選挙2019の争点や情勢、予想を解説
豊能町長選の争点は、町役場近隣にある有毒なダイオキシンを含む廃棄物の仮置き場の解決策を掲げている。最終処分場をどのような方法にするのか、安全策を最優先にした政策に町民が大きな関心を寄せている。
人口減少対策も町の大きな課題だ。少子高齢化に伴う施策をどう打ち出していくのかにも注目が集まる。町の振興や発展に直結するだけに、小中学校の一貫教育を含めて、各氏とも舌戦を繰り広げている。
豊能町長選は、池田勇夫前町長の死去に伴い、3新人による三つどもえ戦となっている。
情勢を予想すると、町議や町議会議長などを歴任した橋本謙司氏の支持層が厚いとの観測がある。大阪維新の会公認の塩川恒敏氏との事実上の一騎打ちの様相とみられる。