任期満了に伴う東京都立川市長選挙は8月25日、告示された。投開票は9月1日。立候補を届け出たのはいずれも無所属で、新人で元東京都議の酒井大史氏(51)=立憲民主、国民民主、共産、社民、生活者ネット支持=と、4選を目指す現職の清水周庄平氏(74)=自民、公明推薦=の2人。立川市長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
立川市長選2019の開票速報・投票率速報・当選予想
酒井 大史氏△ 得票数25840
清水 庄平氏〇 得票数26097 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率34.74%
立川市長選は、現職の清水庄平氏が新人の酒井大史氏を破り、4選を果たした。
【前回2015年の立川市長選】
▽2015年年8月9日執行=投票率29.20%
清水 庄平氏(70)=現 得票数27426 当選
大野 誠氏(50)=新 得票数 13654
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(=ポイント)
▽酒井 大史氏
①公約や主張=2.5
②経歴=2.5
③支持基盤=2.5
=合計7.5P
▽清水 庄平氏
①公約や主張=3
②経歴=3.5
③支持基盤=3
=合計9.5P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
立川市長選挙2019の有権者や投票、立川市の詳細
9月1日の投票は、7~20時に立川市内26カ所の投票所で行い、21時から「立川市柴崎市民体育館」で即日開票する。8月24日現在の選挙人名簿登録者数は15万3912人。
▽立川市長選に投票できる人
- 2001年9月2日までに生まれた人
- 2019年5月24日までに立川市に転入届を出し、引き続き住所を有している人
▽期日前投票
期間:8月26日~31日
時間:8時半~20時
投票所:2カ所
- 立川市役所101会議室
- 窓口サービスセンター多目的スペース(27~30日)
▽立川市メモ
位置 | 東京都の中央西側の多摩地域にある |
面積 | 24.36㎢ |
隣接 | 国立、日野、昭島、国分寺、武蔵村山、東大和、小平、福生各市 |
人口 | 18万4274人(2019年8月1日現在) |
名所 | 六面石幢(国宝)、木造大日如来坐像(重要文化財) |
名産品 | 立川うど |
有名人 | 三浦友和(俳優)、原田泰造(お笑い芸人) |
立川市長選2019の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇酒井 大史(さかい・だいし)氏
生年月日:1968年5月8日
出身地 :東京都立川市
出身校 :中大大学院
主な経歴 :東京都議(4期)、立川市議(2期)、行政書士
中大法学部を卒業後、同大大学院を修了し、伊藤忠建機に入社した。1994年に立川市議選に当時の最年少26歳で初当選し、98年に再選した。01年に東京都議選で初当選、05年に再選、09年にトップ当選で3選、13年に4選した。市議選は民主党公認、都議選では民進党などに所属した。
◇清水 庄平(しみず・しょうへい)氏
生年月日:1945年8月8日
出身地 :東京都
出身校 :日大法学部
主な経歴 : 立川市長(3期)、立川市議(3期)、立川市収入役
1969年に日大を卒業し、多摩中央信金に入庫。72年に家業の公衆浴場経営を継ぐ。82年に立川市議選で初当選し、連続3選を果たす。91年に市議を辞職後、立川市収入役を3期歴任。03年に立川市長選で落選した。07年の同市長選で初当選を果たし、連続3選している。
立川市長選挙2019の立候補者の主な公約・政策、主張
▽酒井 大史氏
「現市政は市民の声に寄り添っておらず、憤りを感じている。市民の声なき声にもしっかりと耳を傾けて、市民本位の市政運営を目指していく」
【政策・公約】
- 市内小学校の給食単独調理校の継続、中学の給食共同調理場の早期完成
- 交通弱者のための「くるりんバス」などの移動手段を確保
- 不妊治療のための補助金の上乗せ支援
- 幼保無償化とともに給食費も無償化へ
- 市民の目線に立った市政運営
▽清水 庄平氏
「3期12年間の市政運営で職員を250人減らすなど行財政改革を必至にやってきた。今後は迫り来る超高齢化社会の対応に向け、全力で取り組む」
【政策・公約】
- 保育園や学童保育所の待機児童を解消
- 学校給食の共同調理場の早期建設を推進
- 地域コミュニケーションの強化のため、自治体との連携強化
- 住みよいまちづくりへ向けて都市基盤の充実
- 地域包括支援センターの拡充
立川市長選2019の争点や情勢、予想を解説
立川市長選の争点は、現職の清水庄平氏の3期12年にわたる市政の評価。加えて、JR立川駅北口の再開発事業も、有権者が大きな関心を寄せる。1977年に旧米軍立川基地の敷地が、国に全面返還された。古くからの小売り店が、大型商業施設などの建設に伴い、客足の鈍化に警戒感を募らせる。
争点では少子高齢化の影響で深刻な人口減少対策もある。立川市の人口は18万4000人(8月1日現在)で、2060年には16万人台に減少する試算が出ている。市では各種子育て支援の拡充、保育整備の施設など支援策を打ち出している。
酒井大史氏は小学校の給食調理場を各校ごとに継続する考えを示し、清水氏は効率化の観点から共同調理場の建設を推進する。
立川市長選の情勢を予想すると、現職の清水氏が支持母体を固め、優位な選挙戦を展開しているとの観測が強まっている。投票率が20%台後半と低調なことから、保守層を支持母体とする清水氏の4選の可能性が高まっている。
立川市長選以外の2019年9月1日執行の注目選挙
当サイトでは立川市長選以外にも、9月1日に執行されるそのほかの注目選挙も掲載している。
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