任期満了に伴う大阪府千早赤阪村長選挙は6月17日、告示された。投開票は同21日。立候補を届け出たのはともに無所属で、5選を目指す現職の松木昌親氏(80)=大阪維新の会推薦=、新人で会社役員の南本斎氏(65)=自民推薦=の2人。千早赤阪村長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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千早赤阪村にある美しい棚田
目次
千早赤阪長選2020の開票速報・投票率速報・当選予想
松本 昌親氏〇 得票数1395
南本 斎氏△ 得票数1857 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率72.67%=確定
千早赤阪村長選は、」新人の南本斎氏が現職の松本昌親氏を破り、初当選を果たした。
【前回2016年千早赤阪村長選の状況】
▽6月19日執行=投票率59.02%
松本 昌親氏(76)=現 得票数1874 当選
鈴木 鉄雄氏(70)=新 得票数 908
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(=ポイント)
▽松本 昌親氏
①公約や主張=3
②経歴=3.5
③支持基盤=3
=合計9.5P
▽南本 斎氏
①公約や主張=2.5
②経歴=2
③支持基盤=2.5
=合計7.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
千早赤阪村長選挙2020の有権者や投票、千早赤阪村の詳細
6月21日の投票は、7~20時に千早赤阪村内4カ所の投票所で行い、21時から「くすのきホール2階第1、第2会議室」で即日開票する。6月16日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は4587人。
▽千早赤阪村長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2002年6月22日以前に生まれた人
- 2002年3月16日以前に千早赤阪村へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽千早赤阪村長選挙の期日前投票
期 間:6月18日~20日
時 間:8時半~20時
投票所:千早赤阪村役場
▽千早赤阪村メモ
位置 | 大阪府の南河内地域にある |
面積 | 37.30㎢ |
隣接 | 富田林、河内長野両市、河南町/奈良県五條市、御所市 |
人口 | 5126人(2020年4月末現在) |
村長報酬 | (月額)75万円 |
観光地 | 金剛山ロープウェイ、楠木七城、千早神社、下赤坂(日本の棚田百選) |
名産品 | シイタケ、ちはや豆腐 |
有名人 | 桂南光(上方はなし家、タレント) |
千早赤阪村長選2020の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇松本 昌親(まつもと・まさちか)氏
生年月日:1940年1月17日
出身地 :大阪府千早村(現千早赤阪村)
出身校 :成蹊大政治経済学部
主な経歴:千早赤阪村長(4期)、千早赤阪村議(3期)
1963年に成蹊大を卒業。富田林青年会議所(大阪)理事長などを経て、89年に千早赤阪村議選で初当選し、2004年まで通算3期務めた。同年7月の千早赤阪村長選に初出馬し、連続4選を果たしている。
◇南本 斎(みなみもと・ひとし)氏
年 齢:65歳
出身地 : ―
出身校 : ―
主な経歴:会社社長
千早赤阪村長選挙2020の立候補者の主な公約・政策、主張
▽松本 昌親氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けた取り組みの強化
- 高齢者の移動を支援するバスやタクシーチケットの助成
- 移動手段のない高齢者らを対象に買い物支援
- ICT教育の充実を図り、小中学生に1人1台のタブレット端末を整備
- 英語や学力向上に向けた取り組み強化
- 村内の道路の急カーブを改良し、安全性の確保に努める
- 旧千早小の校舎や体育館を解体し、跡地に防災公園や多目的広場に
- 国道309号の川野辺~音滝橋付近の早期開通の早期実現を目指す
- ロープウェイの再建は住民の意見を基に判断
- 行財政改革をし、任期中の村長の給料・退職手当を減額
▽南本 斎氏
【政策・公約】
- 村政の良きところは継承し、大胆な改革を目指す
- 財政力指数府下ワーストクラスの現状を変え、稼ぐ力を養う
- 人口減少を抑制し、活気あるまちづくりの推進
- 今の時代に沿った村づくりをしていく
- 村道を含む村内のインフラ整備の着手
- スーパー、コンビニをつくり生活の利便性の向上
- 若年層の定住を目指し、飲食店などを充実させる
- 村内の観光地を見直し、来村者を地域にお金を落とす仕組みを構築
- 村民目線で村の再生を図る
- 村内の若者と手を携え、村の活性を目指す
千早赤阪村長選2020の争点や情勢、予想を解説
千早赤阪村長選の争点は、4期20年にわたって村政運営を担った現職の松本昌親氏の評価。大阪府内で唯一の村は、若年層の定着や子育て支援の拡充など、まちの活性化を図ることが課題となっている。交通網のアクセスの整備も有権者にとって関心のあるテーマで、行財政改革でも活発な議論が交わされている。
情勢を予想すると、現職の松本氏が優勢との見方が強い。新型コロナウイルスが感染拡大する中、村内では不足するマスクを迅速に村民に配布。特別定額給付金についても、素早い支給を実現させた。松本氏は今回の出馬が最後になることも示唆し、5期の中で村政を託す後継者を探すことを明らかにしている。
千早赤阪村長選以外の2020年6月21日執行の注目選挙
当サイトでは千早赤阪村長選以外にも、6月21日執行のその他の注目選挙も掲載している。