任期満了に伴う大阪府門真市長選挙は6月28日、告示された。投開票は7月5日。立候補を届け出たのは、共産党の新人で元門真市議の堀尾晴真氏(30)と、大阪維新の会の現職で再選を目指す宮本一孝氏(49)の2人。門真市長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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目次
門真市長選2020の開票速報・投票率速報・当選予想
堀尾 晴真氏 得票数 4655
宮本 一孝氏〇 得票数25040 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率29.72%=確定
門真市長選は、現職の宮本一孝氏が新人の堀尾晴真氏を破り、再選を果たした。
【前回2016年門真市長選の状況】
▽7月24日執行=投票率39.38%
宮本 一孝氏(45)=新 得票数24004 当選
川本 雅弘氏(61)=新 得票数16219
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(=ポイント)
▽堀尾 晴真氏
①公約や主張=2.5
②経歴=2
③支持基盤=2
=合計6.5P
▽宮本 一孝氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」
※採点は当サイト独自調査による
門真市長選挙2020の有権者や投票、門真市の詳細
7月5日の投票は、7~20時に門真市内32カ所の投票所で行い、21時から「門真市立総合体育館メインアリーナ」で即日開票する。6月27日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は10万3300人。
▽門真市長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2002年7月6日以前に生まれた人
- 2020年3月27日以前に門真市へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽門真市長選挙の期日前投票
期 間:6月29日~7月4日
時 間:8時半~20時
投票所:2カ所
- 門真市役所3階第3会議室
- 南部市民センター1階ロビー
▽門真市メモ
位置 | 大阪府の北河内地域にある |
面積 | 12.30㎢ |
隣接 | 大阪、守口、寝屋川、大東各市 |
人口 | 12万1110人(2020年6月1日現在) |
市長報酬 | (月額)72万円 |
観光地 | 三島神社の薫蓋樟、砂子水路、さくら広場 |
名産品 | 門真れんこん、門真れんこんうどん、門真れんこん饅頭 |
有名人 | 今中慎二(元プロ野球選手)、錦戸亮(歌手・俳優) |
門真市長選2020の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇堀尾 晴真(ほりお・はるまさ)氏
生年月日:1989年
出身地 :鳥取市出身
出身校 :摂南大経営情報学部
主な経歴:門真市議(1期)
2012年に摂南大を卒業。13年にけいはん医療生協職員として勤務した。15年の門真市議選で初当選し、1期務める。文教こども常任委員会、くすのき広域連合議会委員、東部大阪治水対策促進協議会委員などを歴任。
◇宮本 一孝(みやもと・かずたか)氏
生年月日:1970年8月6日
出身地 :大阪府門真市
出身校 :関西大経済学部
主な経歴:門真市長(1期)、大阪府議(3期)、門真市議(2期)
関西大を卒業。1999年の門真市議選で初当選し、連続2選を果たした。2007年の大阪府議選は自民公認で初当選し、大阪維新の会で11年と15年に再選と3選を果たした。16年の門真市議選で副市長との一騎打ちを制して初当選した。
門真市長選挙2020の立候補者の主な公約・政策、主張
▽堀尾 晴真氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス対策として、PCR検査や医療体制の確保
- 新型コロナウイルス対策として、事業者支援金制度の創設
- 新型コロナウイルス対策として、学校や保育施設などの3密回避の対策を実施
- 小中学校の学校給食費の無償化を実現
- 感染症対策に加え、地震や水害への備えの強化
- 歩道の整備や防犯対策の街路灯の増設
- 国保料の減免制度の拡充
- 子ども医療費の完全無料化を実現
▽宮本 一孝氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス対策として、PCRなどの検査体制の充実
- 新型コロナウイルス対策として、事業者支援の拡充で経済を回復
- 感染症や自然災害に強いまちづくりを目指す
- 子育て支援策として、小中学校の給食費無償化
- 小中学校で1人1台のパソコンを導入
- 古川橋駅北側のまちづくり事業に着手
- 大阪モノレールの延伸に伴い、中間新駅の整備を促進
- 大阪府構想の実現に尽力
門真市長選2020の争点や情勢、予想を解説
門真市長選の争点は、市内で30人近くの感染確認がされている新型コロナウイルス感染症対策。休業や外出など自粛要請で、門真市の経済も大きな打撃を受けている。事業者支援の拡充策や市民の感染防止の啓発など、両候補とも政策の中心に据えて訴えている。
人口減少対策として、子育てや教育環境の充実も市民の関心が高い。少子高齢化対策として、高齢者や社会弱者への支援策も含め、まちの将来像の設計をどのように描いて具現していくのかにも興味深い。
情勢を予想すると、大阪維新の会の支援基盤が強固な現職の宮本一孝氏の再選が確実との観測が高まっている。1期4年間の市政運営で一定の公約を実現し、大きな失政はなかった。共産党の堀尾晴真氏は、支持母体の票固めが弱く、厳しい選挙戦だった。
門真市長選以外の2020年7月5日執行の注目選挙
当サイトでは門真市長選以外にも、7月5日執行のその他の注目選挙も掲載している。