任期満了に伴う大分県日出(ひじ)町長選挙は8月25日、告示された。投開票は同30日。立候補を届け出たのはいずれも無所属で、再選を目指す現職の本田博文氏(67)、新人で元副町長の今宮礼二氏(71)、新人で結婚相談所所長の清水博木氏(65)の3人。日出町長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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日出町の夜景
目次
日出町長選2020の開票速報・投票率速報・当選予想
本田 博文氏〇 得票数6423 当選
今宮 礼二氏△ 得票数6062
清水 博木氏 得票数 431
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率55.70%
日出町長選は、現職の本田博文氏がともに新人の今宮礼二、清水博木両氏を破り、再選を果たした。
【前回2016年の日出町長選の状況】
▽8月28日執行=投票率58.51%
本田 博文氏(63)=新 得票数8182 当選
西野 智行氏(62)=新 得票数5389
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽本田 博文氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
▽今宮 礼二氏
①公約や主張=3
②経歴=2.5
③支持基盤=2.5
=合計8.0P
▽清水 博木氏
①公約や主張=2
②経歴=1.5
③支持基盤=1.5
=合計5.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
日出町長選挙2020の有権者や投票、日出町の詳細
8月30日の投票は、7~19時(一部投票所で繰り上げ)に日出町内15内カ所の投票所で行い、即日開票する。8月24日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は2万3619人(男1万1173人、女1万2446人)。
▽日出町長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2002年8月31日以前に生まれた人
- 2020年5月24日以前に日出町へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽日出町長選挙の期日前投票
期 間:8月26日~8月29日
時 間:8時半~20時
投票所:2カ所
- 日出町役場新館1階ホール
- 中央公民館ホール
▽日出町メモ
位置 | 大分県の中部にある |
面積 | 73.32㎢ |
隣接 | 別府、宇佐、杵築各市 |
人口 | 2万8420人(2020年7月末現在) |
町長報酬 | (月額)77万9950円(5%減額) |
観光地 | 致道館(日出藩校)、ハーモニーランド、人間魚雷回天犬神訓練基地跡 |
名産品 | 城下かれい、白いぼきゅうり、潮トマト(フルーツトマト)、ハモ |
有名人 | 尾畠春夫(スーパーボランティア)、浅丘めぐみ(歌手)、滝廉太郎(作曲家) |
日出町長選2020の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇本田 博文(ほんだ・ひろふみ)氏
生年月日:1953年7月14日
出身地 :大分県日出町
出身校 :大分大経済学部
主な経歴:日出町長(1期)、大分県職員
1972年に大分工高を卒業後、富士通に入社。75年に大分大に入学し、80年に大分県に採用され、国民健康保険、地域医療、福祉、地域振興などの業務に従事した。2016年の日出町長選で初当選を果たした。
◇今宮 礼二(いまみや・れいじ)氏
生年月日:1949年2月7日
出身地 :大分県日出町
出身校 :近大商経学部
主な経歴:日出副町長、町助役、町職員
1971年に近大を卒業。1974年に日出町に採用された。1999年に町商工観光課長、2001年に企画財政課長、03年に監査事務局長などを歴任した。04年に助役、13年に副町長に就任した。
◇清水 博木(しみず・ひろき)氏
生年月日: ―
出身地 :大分県中津市
出身校 :多摩美大
主な経歴:結婚相談所所長、一級建築士、会社員
多摩美大美術学部建築学科を卒業。スウェーデンハウス、西日本高速道路ビジネスサポートなどに就職。大分県中津市の結婚相談所「パワーオブマリッジ結婚相談所」で所長を務めている。
日出町長選挙2020の立候補者の主な公約・政策、主張
▽本田 博文氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス感染症防止策の徹底
- 新型コロナウイル感染症で落ち込んだ町内経済の回復
- 産婦人科医を誘致し、公園の整備など子育て支援の拡充を図る
- 高齢者の住みよいまちづくりの実現
- まちを活性化させ、にぎわいを創出
▽今宮 礼二氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス感染症対策をさらに推進
- ふるさと納税の返礼品として、地場産品のブランド化を図る
- 医療、福祉、介護を充実させ、高齢者が安心できる環境づくり
- 教育環境の整備で子どもが健やかに育つ社会の構築
- 住環境や道路整備などの住みやすい町の実現で人口3万人を目指す
▽清水 博木氏
【政策・公約】
- 災害に負けないまちづくりの推進
- 働くのが楽しくなるようなまちづくりの実践
- まちを純国産チョコレートのメッカにする
- 一家に1台の温水洗浄便座を支援
- 耶馬溪線を観光列車で復活させる
日出町長選2020の争点や情勢、予想を解説
日出町長選の争点は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策、これに伴う町内経済の回復策など。新型コロナウイルスは、全国的にも世界的にも収束の傾向が見られず、町内でも不安要素が高まっている。子育て支援策を拡充させ、少子化対応策にも各候補が力を入れる政策となる。
2020年日出町長選は、再選を目指す現職の本田博文氏に、新人2候補の今宮礼二、清水博木両氏が挑む構図。本田町政の継続か、新人候補による刷新かを有権者が審判を下す。
情勢を予想すると、現職の本田氏と今宮氏の事実上の一騎打ちが想定される。ただし、本田氏の1期目は、目立った失政はなく、公約実現率も及第点という評価も出ている。現職の支持層が多く、本田氏の再選が有力視されている。
日出町長選以外の2020年8月30日執行の注目選挙
当サイトでは日出町長選以外にも、8月30日執行のその他の注目選挙も掲載している。