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現新の三つどもえの戦い
任期満了に伴う千葉県八千代市長選挙は5月16日、告示された。投開票は同23日。立候補を届け出たのはいずれも無所属で、再選を目指す現職の服部友則氏(63)=自民、立憲民主、公明推薦=、新人で元東京都職員の桜井美徳氏(68)、新人で一般社団法人代表理事の高山敏朗氏(49)の3人。八千代市長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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京成バラ園のバラの花
八千代市長選2021の開票速報・投票率速報・当選予想
服部 友則氏〇 得票数29083 当選
桜井 美徳氏 得票数 6471
高山 敏朗氏△ 得票数18359
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率33.69%
八千代市長選は、現職の服部友則氏が新人2氏を破り、再選を果たした。
【前回2017年八千代市長選の状況】
▽5月21日執行=投票率37.29%
服部 友則氏(59)=新 得票数22422 当選
秋葉 就一氏(48)=現 得票数15483
谷敷 時子氏(55)=新 得票数 9135
嵐 芳隆氏(51)=新 得票数 5489
大塚 裕介氏(32)=新 得票数 5230
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽服部 友則氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3.5
=合計9.5P
▽桜井 美徳氏
①公約や主張=2
②経歴=2
③支持基盤=2
=合計6.0P
▽高山 敏朗氏
①公約や主張=3
②経歴=2.5
③支持基盤=2.5
=合計8.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
八千代市長選挙2021の有権者や投票、八千代市の詳細
5月23日の投票は、7~20時に八千代市内38カ所の投票所で行い、21時15分から「八千代市民体育館」で即日開票する。5月15日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は16 万5618人。
▽八千代市長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2003年5月24日以前に生まれた人
- 2021年2月15日以前に八千代市へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽八千代市長選挙の期日前投票
期 間:5月17日~22日
時 間:8時半~20時
投票所:4カ所
- 八千代市役所別館2階第1会議室・
- ユアエルム八千代台店3階エルムスペース(10~20時)
- イオンモール八千代緑が丘3F専門店ミーティングルーム(同)
- フルルガーデン八千代専門店モール3F会議室(同)
▽八千代市メモ
位置 | 千葉県の北西部にある |
面積 | 51.39㎢ |
隣接 | 千葉、佐倉、船橋、印西、白井、習志野各市 |
人口 | 20万2687人、9万2837世帯(2021年4月末現在) |
市長報酬 | (月額)94万6000円 |
観光地 | 京成バラ園(ローズガーデン)、七百餘所神社、正覚院 |
名産品 | 梨(幸水、豊水、新高、二十世紀) |
有名人 | 斉藤慎二(お笑い、ジャングルポケット)、飯島茜(女子プロゴルファー) |
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八千代市長選2021の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇服部 友則(はっとり・とものり)氏
生年月日:1957年5月31日
出身地 :千葉県八千代市
出身校 :山梨大教育学部
主な経歴:八千代市長(1期)、八千代市議(6期)
◇桜井 美徳(さくらい・よしのり)氏
生年月日:1953年4月
出身地 :佐賀県伊万里市
出身校 :佐賀県立伊万里高
主な経歴:東京都職員、東京都墨田区職員
◇高山 敏朗(たかやま・としあき)氏
生年月日:1971年8月24日
出身地 :東京都世田谷区
出身校 :早大理工学部
主な経歴:八千代市議(2期)、NTTデータシステムエンジニア
八千代市長選挙2021の立候補者の主な公約・政策、主張
▽服部 友則氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス関連施策のさらなる充実
- 京葉高速線の通学定期の割引率を引き上げ
- 京成沿線の駅周辺市街地の活性化
- 渋滞解消と交通の利便性向上
- 震災、風水害、熱中症などの対策強化
- 学童保育、保育園の不足エリアへ重点配備
- 介護老人保健施設の適正配置で長期入院後のサポート
- 幼児教育環境の充実を図る
- 民間企業との連携で自然体験や観光事業を推進
- 市内通学路の安全を確保
▽桜井 美徳氏
【政策・公約】
- 新型コロナウイルス感染症に対し、無料のPCR検査を実施
- 新型コロナのワクチン接種の日程の明確化
- コロナ禍による生活困窮者支援、事業者支援の拡充
- 1期4年間の平均年収1700万円を50%カット
- 国民健康保険料、介護保険料の値下げを実現
- 豊かな財政力を暮らしや福祉に重点配分
- 学校の統廃合を見直し、少人数学級の実現
- 高校卒業までの医療費の窓口無料化、学校給食費を無料に
- 高齢者や障害者の1回500円のタクシー利用助成を1000円に引き上げ
- 再生可能エネルギーの導入を推進
▽高山 敏朗氏
【政策・公約】
- 市民目線の新型コロナウイルス感染症対策を実施
- 医療、検査、ワクチン接種、生活困窮者支援などを拡充
- 京葉高速の運賃を改善し、学生向けの交通助成を
- 「少年自然の家」を「みんなの自然の家」に再生
- 京成線の沿線再開発や学校統廃合を市民参加で協議・検討
- 学童保育や放課後教室を全校で実施。子ども食堂を推進
- GIGAスクールで主体的な学びを推進
- トリプルゼロ市庁舎への計画見直しで実質コストを半減へ
- 全校にソーラーと蓄電池を0円で購入
- デジタル化を推進し、市役所業務の効率化を図る
八千代市長選2021の争点や情勢、予想を解説
八千代市長選の争点は、新型コロナウイルス感染症対策、市役所庁舎の建て替えの是非など。八千代市などが出資する第三セクターの東葉高速鉄道の運賃値下げなども、有権者にとって関心の高いテーマだ。
八千代市長選の構図は市政の継続か刷新か。現職の服部友則氏が掲げる市庁舎の建て替えは、桜井美徳氏が反対の立場を明確にし、補修工事で済むと主張。高山敏朗氏は建設費を工夫次第で圧縮できるとしている。
5月16日の告示後の出陣式では、前回2017年の八千代市長選で敗れた秋葉就一氏が、高山氏への応援演説に駆けつけた。情勢を予想すると、与野党が相乗りで推薦している現職の服部友則氏が優位で、高山敏朗氏の政策・公約がどこまで善戦するかにも注目が集まっている。
八千代市長選以外の2021年5月23日執行の注目選挙
当サイトでは八千代市長選以外にも、5月23日執行のその他の注目選挙も掲載している。