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現職と新人の一騎打ち
任期満了に伴う埼玉県志木市長選挙は6月6日、告示された。投開票は同13日。立候補を届け出たのは、無所属で3選を目指す現職の香川武文氏(48)=自民、公明推薦=と、諸派の新人で声楽家の中山智美氏(49)=共産推薦=の2人。志木市長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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東武鉄道の志木駅南口
志木市長選2021の開票速報・投票率速報・当選予想
香川 武文氏◎ 得票数16474 当選
中山 智美氏 得票数 4592
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率34.50%=確定
志木市長選は、現職の香川武文氏が新人の中山智美氏を破り、3選を果たした。
【前回2017年の志木市長選の状況】
▽6月11日執行=投票率33.45%
香川 武文氏(44)=現 得票数16660 当選
曽根 守氏(52)=新 得票数 3366
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽香川 武文氏
①公約や主張=3.5
②経歴=3.5
③支持基盤=4.5
=合計11.5P
▽中山 智美氏
①公約や主張=3
②経歴=1.5
③支持基盤=1.5
=合計6.0P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
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志木市長選挙2021の有権者や投票、志木市の詳細
6月13日の投票は、7~20時に志木市内12カ所の投票所で行い、20時50分から「志木市民会館」で即日開票する。6月5日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は6万3102人(男3万1009人、女3万2093人)。
▽志木市長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2003年6月14日以前に生まれた人
- 2021年3月5日以前に志木市へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽志木市長選挙の期日前投票
期 間:6月7日~6月12日
時 間:8時半~20時
投票所:3カ所
- 志木市役所旧志木駅前出張所 マルイファミリー志木1階
- 志木市総合福祉センター4階406会議室(7~12日、10~20時)
- 柳瀬川図書館2階視聴覚室(7~12日、平日10~19時 土曜日10~18時)
▽志木市メモ
位置 | 埼玉県の南部にある |
面積 | 9.05㎢ |
隣接 | さいたま市、朝霞市、新座市、富士見市、入間郡三芳町 |
人口 | 7万6601人(2021年4月1日現在) |
市長報酬 | (月額)82万8000円 |
観光地 | 田子山富士塚、旧村山快哉堂、宝幢寺 |
名産品 | はたさくらまんじゅう、古代米大福、いろは桜 |
有名人 | 三上雄石(連珠第二世永世名人)、板倉俊之(インパルス)、藤森奈津子(女流棋士(将棋)) |
志木市長選2021の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇香川 武文(かがわ・たけふみ)氏
生年月日:1972年12月15日
出身地 :埼玉県志木市
出身校 :玉川大院修了←玉川大文学部
主な経歴:志木市長(2期)、志木市議(4期)
◇中山 智美(なかやま・ともみ)氏
生年月日:1972年5月2日
出身地 :東京都中野区
出身校 :武蔵野音楽大声楽科
主な経歴:声楽家、新日本婦人の会会員
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志木市長選挙2021の立候補者の主な公約・政策、主張
▽香川 武文氏
【主張】
【政策・公約】
- 新型コロナ対策として、マスクや非接触型体温計購入の補助制度を創設
- 新型コロナ対策として、プレミアム付き商品券の発行で消費を喚起
- 高齢者あんしん相談センターを館地区に開設
- 新たな地域密着型の介護サービスを提供
- 志木地区に児童センターを整備
- 新たな一時預かり保育事業を実施
- 防犯カメラ設置事業の拡大
- 中心市街地の都市機能の増進と経済活力の向上
- 休日における各種申請窓口サービスの展開
- 県と連携し、柳瀬側川流域天皇の点検や監視を強化
▽中山 智美氏
【主張】
【政策・公約】
- 新型コロナ対策として、PCR検査体制の拡充
- 新型コロナ対策として、ワクチン接種の迅速な体制づくりの構築
- いろは親水公園の民間委託を中止
- 市民体育館の耐震工事をして存続
- 学校給食の無料
- 子ども医療費を18歳まで無料に(税金完納条件の撤廃)
- 国民健康保険税、介護保険料の引き下げ
- 民間アパート借り上げで低家賃の市営住宅を整備
- 生活困窮者の生活再建をめざす総合福祉相談室を設置
- 特養老人ホームやグループホームを増やす
志木市長選2021の争点や情勢、予想を解説
志木市長選の争点は、新型コロナウイルス感染症対策、これに伴う市民や事業者らへの支援策の拡充など。老朽化が進む市民会館と市民体育館の再整備事業の方向性、子育て支援策についても、活発な論戦が交わされている。
老朽化する市民会館と市民体育館をめぐっては、現職の香川武文、中山智美両市で相違点がある。香川氏は立て替えを主張しているのに対し、中山氏は市民体育館の耐震工事を施すことを訴えている。両氏とも新型コロナに対策は、優先課題としてワクチン接種の迅速な体制づくり、経済支援策を掲げる。
情勢を予想すると、自民と公明の地域支部が推薦する香川氏が、確実に保守層を固めており、3選に向けた体制を強固にしている。2期8年の任期中、目立った失政がなく、前回2017年志木市長選でも圧勝している。中山氏は共産が支援しているが、志木市の支持層は限定的という見方が大勢を占めている。
志木市長選挙以外の2021年6月13日執行の注目選挙
当サイトでは志木市長選以外にも、6月13日執行のその他の注目選挙も掲載している。