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現職と新人の一騎打ち
任期満了に伴う愛知県西尾市長選挙は6月13日、告示された。投開票は同20日。立候補を届け出たのはともに無所属で、新人で元西尾市職員の菅沼賢次氏(55)と、再選を目指す現職の中村健氏(42)の2人。西尾市長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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西尾市長選2021の開票速報・投票率速報・当選予想
中村 健氏〇 得票数51072 当選
菅沼 賢次氏△ 得票数34495
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率65.97%
西尾市長選は、現職の中村健氏が新人の菅沼賢次氏を破り、再選を果たした。
【前回2017年の西尾市長選の状況】
▽6月25日執行=投票率68.05%
中村 健氏(38)=新 得票数58351 当選
榊原 康正氏(77)=現 得票数31187
※年齢は当時
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽菅沼 賢次氏
①公約や主張=3
②経歴=2
③支持基盤=2
=合計7.0P
▽中村 健氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3.5
=合計9.5P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
西尾市長選挙2021の有権者や投票、西尾市の詳細
6月20日の投票は、6~20時(一部投票所で繰り上げ)に西尾市内29カ所の投票所で行い、21時15分から「西尾市総合体育館」で即日開票する。6月12日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は13万4707人(男6万7787人、女6万6920人)。
▽西尾市長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2003年6月21日以前に生まれた人
- 2021年3月12日以前に西尾市へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽西尾市長選挙の期日前投票
期 間:6月14日~19日
時 間:8時半~20時
投票所:2カ所
- 西尾市役所 多目的室(本庁舎1階)
- きら市民交流センター(多目的ホール)
▽西尾市メモ
位置 | 愛知県の中南部にある |
面積 | 161.22k㎡ |
隣接 | 碧南、安城、岡崎、蒲郡各市、幸田町 |
人口 | 17万1140人(2021年5月1日現在) |
市長報酬 | (月額)100万7000円 |
観光地 | 一色さかな広場、三ケ根山スカイライン、愛知こどものくに |
名産品 | 抹茶、うなぎ、えびせん |
有名人 | 杉浦清(元プロ野球選手・監督)、杉浦広一(スギ薬局およびスギホールディングス創業者)、尾崎士郎(小説家) |
西尾市長選2021の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇菅沼 賢次(すがぬま・けんじ)氏
生年月日:1965年6月
出身地 :愛知県西尾市
出身校 :南山大法学部
主な経歴:元市職員(企画部、議会事務局、健康福祉部(看護専門学校事務長)、総務部(収納課長)、教育委員会事務局(学校教育課主幹)
◇中村 健(なかむら・けん)氏
生年月日:1979年4月25日
出身地 :愛知県西尾市
出身校 :大阪大法学部
主な経歴:西尾市長(1期)、元市職員、愛知政治大学院第6期修了、西尾青年会議所(JC)元理事
西尾市長選挙2021の立候補者の主な公約・政策、主張
▽菅沼 賢次氏
【主張】
【政策・公約】
- 市民病院の市内中心部への移転・新築
- PFI問題を合意解除も視野に早期解決
- 子供医療費・入院費を18歳まで無償化
- 米津橋(名鉄)の架け替えと高架化および映画館付大型商業施設の誘致
- 自衛隊の災害派遣時の受け入れ拠点の確保
▽中村 健氏
【主張】
【政策・公約】
- スクールカウンセラー、日本語教育指導支援員等の配置を拡充
- 新型コロナウイルスワクチンの接種会場およびワクチンの供給の確保
- 充実したスポーツ環境の整備
- 人口増加、産業振興、生活環境整備等の観点から都市計画の見直し
- 行政サービスのデジタル化
西尾市長選2021の争点や情勢、予想を解説
西尾市長選の争点は、新型コロナウイルス感染章対策や迅速なワクチン接種体制の構築、それに伴う市内経済の回復策。社会資本整備(PFI)と呼ばれる公共施設の建設・運営を民間に委託する事業などをめぐっても、激しい論戦を展開している。
PFIをめぐっては、西尾市内で大きな関心を集めている。総額200億円近くの30年契約を地元企業と結んでいる。前回2017年の西尾市長選では、大きな争点となり、契約の見直しを訴えて中村健氏が現職の榊原康正氏を破り、保守分裂の戦いを制して初当選している。
中村氏は改めて見直しを進めるとし、地元企業との契約解除も検討している。菅沼賢次氏は、現市政の批判を強め、契約を結んでいる地元企業との関係改善を訴えている。この企業は中村氏が減額による契約変更を求めたが、拒否されている。
情勢を予想すると、中村氏が優勢とみられる。前回市長選では、地元企業とのPFIについて疑義を生じている有権者が多く、推進していた現職が大差で敗れている。民意としても巨額な税金を投じる事業に疑問を感じている表れだ。菅沼氏もPFIの合意解除も視野に、早期の問題解決を図るべきとの姿勢を見せている。
西尾市長選挙以外の2021年6月20日執行の注目選挙
当サイトでは西尾市長選以外にも、6月20日執行のその他の注目選挙も掲載している。
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