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現職、元職、新人4氏が立候補
任期満了に伴う茨城県利根町長選挙は6月29日、告示された。投開票は7月4日。立候補を届け出たのはいずれも無所属で、前利根町長で自営業の遠山務氏(70)、再選を目指す現職の佐々木喜章氏(65)=自民、公明推薦=、市民団体代表で新人の本谷孝氏(58)、元利根町議で新人の峯山典明氏(43)の4人。利根町長選挙の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。
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利根町長選2021の開票速報・投票率速報・当選予想
遠山 務氏△ 得票数1854
佐々木 喜章氏〇 得票数3932 当選
本谷 孝氏 得票数 839
峯山 典明氏△ 得票数1240
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率57.43%
利根町長選は、現職の佐々木喜章氏が元職と新人の3氏を破り、再選を果たした。
【候補者のスコアリング】(P=ポイント)
▽遠山 務氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=2
=合計8.0P
▽佐々木 喜章氏
①公約や主張=3
②経歴=3
③支持基盤=3
=合計9.0P
▽本谷 孝氏
①公約や主張=2
②経歴=1.5
③支持基盤=1.5
=合計5.0P
▽峯山 典明氏
①公約や主張=3
②経歴=2.5
③支持基盤=3
=合計8.5P
※候補者のスコアリングは5段階評価で15点満点
※「11P~=◎」「9P~=〇」「7P~=△」「6.5P以下=対象外」
※採点は当サイト独自調査による
【前回2017年利根町長選の状況】
▽7月2日執行=投票率57.47%
佐々木 喜章氏(61)=新 得票数3705 当選
遠山 務氏(66)=現 得票数3249
井原 正光氏(75)=元 得票数1164
※年齢は当時
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利根町選挙2021の有権者や投票、利根町の詳細
7月4日の投票は、7~18時に利根町内13カ所の投票所で行い、19時から「利根町役場1階イベントホール」で即日開票する。6月28日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は1万3960人(男6868人、女7092人)。
▽利根町長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2003年7月5日以前に生まれた人
- 2021年3月28日以前に利根町へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽利根町長選挙の期日前投票
期 間:6月30日~7月3日
時 間:8時半~20時
投票所:利根町役場1階多目的ホール
▽利根町メモ
位置 | 茨城県の南部にある |
面積 | 24.90㎢ |
隣接 | 龍ケ崎、取手各市、河内町/千葉県我孫子、印西各市、栄町 |
人口 | 1万5692人(2021年6月1日現在) |
町長報酬 | (月額)53万2000円 |
観光地 | 柳田國男記念公苑、小林一茶句碑、赤松宗旦生家及び墓碑 |
名産品 | 利根町産コシヒカリ、アスパラガス、とね味噌 |
有名人 | 佐渡川準(漫画家)、佐々木喜章(利根町長)、市川忍(丸紅初代社長) |
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利根町長選2021の立候補者のプロフィールや主な経歴
◇遠山 務(とおやま・つとむ)氏
生年月日:1951年1月25日
出身地 : ―
出身校 :土浦日大高
主な経歴:利根町長(4期)、利根町議(2期)、住宅設備販売業
◇佐々木 喜章(ささき・よしあき)氏
生年月日:1955年12月12日
出身地 :茨城県利根町
出身校 :日本大法学部
主な経歴:利根町長(1期)、利根町議(3期)
◇本谷 孝(ほんや・たかし)氏
生年月日:1963年2月3日
出身地 : ―
出身校 :流通経済大経済学部
主な経歴:生協職員、農業、東京消防庁消防官、利根町PTA連絡協議会会長、文間小PTA会長、町小学校統合問題を考える会代表
◇峯山 典明(みねやま・のりあき)氏
生年月日:1977年8月11日
出身地 :鹿児島県川内市
出身校 :都立久留米西高
主な経歴:利根町議(1期)、日本ウェルネススポーツ大サッカー部監督、町地域おこし協力隊
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利根町長選挙2021の立候補者の主な公約・政策、主張
▽遠山 務氏
【主張】
【政策・公約】
- 無駄を省き、効率・能率重視の行財政運営の遂行
- 西部地区基盤整備事業の早期完成
- 災害時の迅速な避難行動計画の作成
- 防災堤防の早期完成
- 独居老人見守り係の新設
- 小学校統廃合の見直し
- 小中学校の給食費の無料化
▽佐々木 喜章氏
【主張】
【政策・公約】
・災害に強く人にやさしいまち
・健康で元気あふれるまち
・子育てと教育のまち
・活力あるみんなが集まるまち
・町民が主役のまちづくり
・新型コロナウイルス感染症対策を講じた防災対策の強化
・地産地消による地域活性化策の推進
▽本谷 孝氏
【主張】
【政策・公約】
・近隣市町との公共施設相互利用促進
・将来的な広域合併も視野に入れた流れづくり
・防犯、防災に強い町づくり
・コロナは水際対策(PCR検査)が重要
・公害のない町づくり
・「(仮称)道の駅とね」を在任中にオープンさせ通過する町から立ち寄る町へ
・歴史と伝統ある小学校を守り安心して産み育てられる支援を環境整備
▽峯山 典明氏
【主張】
【政策・公約】
・町長ホットラインの設置
・街灯の設置
・地域おこし協力隊制度の活用
・水道料金値上げストップ
・公共交通の改善
・小学校統合は慎重に
・災害時の公助を強化(町がリーダーシップをとる)
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利根町長選2021の争点や情勢、予想を解説
利根町長選の争点は、人口減少に伴う小学校の統廃合の是非。町の行財政改革の推進や防災・減災対策など。新型コロナウイルス感染症対策、ワクチン接種の迅速化なども有権者にとって関心の高いテーマだ。
選挙戦は各候補とも、小学校の統廃合問題について、激しい論戦がかわされた。遠山務氏は反対の立場を取り、推進させる現職の佐々木喜章氏と批判。両者の激論が連日、展開されている。本谷孝、峯山典明両氏は統廃合について、検討が必要との認識を示している。統廃合問題が選挙戦のカギを握っているとみられ、有権者がどのような審判を下すか注目される。
情勢を予想すると、前回2017年の利根町長選で、現職の遠山氏を破って初当選した佐々木氏が優勢との見方が出ている。自民、公明の各県連による推薦で保守層の支持を固めた。これを追うのが遠山、峯山両氏という展開になりそうだ。
利根町長選挙以外の2021年7月4日執行の注目選挙
当サイトでは利根町長選以外にも、7月4日執行のその他の注目選挙も掲載している。