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藤井要、深沢準弥両氏の新人の一騎打ち
任期満了に伴う静岡県松崎町長選挙は11月23日、告示された。投開票は同28日。立候補を届け出たのはともに無所属新人で、元松崎町議の藤井要氏(70)、新人で元同町職員の深沢準弥氏(54)の2人。松崎町長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。

松崎町内にある「なまこ壁」の建造物
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松崎町長選2021の開票速報・投票率速報・当選予想
【立候補者】
藤井 要氏△ 得票数 810
深沢 準弥氏〇 得票数3368 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率77.54%
松崎町長選は、新人の深沢準弥氏が新人の藤井要氏を破り、初当選を果たした。
【松崎町長選の争点や情勢】
松崎町長選の争点は、少子高齢化が加速する持続可能なまちづくりの施策、新型コロナウイルス感染症を視野に入れての町内の医療体制の整備など。景観や歴史を踏まえた観光振興策を通じ、まちの活性策なども挙げられる。
前回2017年に初当選した現職の長嶋精一氏(70)は、健康上の理由から表明していた再選出馬を告示1週間前に取りやめた。長嶋氏は町議会との対立が激化し、2019年に町長の不信任決議案が可決され、議会を解散したこともあった。長嶋氏は心労が重なったことを明らかにしている。
【前回2017年の松崎町長選の状況】
前回2017年の松崎町長選は新人による三つどもえ戦となった。当選したのは、元松崎町議の長嶋精一氏で、次点の石田益実氏に600票以上の大差をつけた。
▽12月3日執行=投票率76.87%
長嶋 精一氏(67)=新 得票数2501 当選
石田 益実氏(69)=新 得票数1843
森 ペン氏(72)=新 得票数 287
※年齢は当時
松崎町長選挙2021の有権者や投票、松崎町の詳細
11月28日の投票は、7~19時(一部投票所で繰り上げ)に松崎町内15カ所の投票所で行い、20時から「松崎町農村環境改善センター大会議室」で即日開票する。11月22日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は5597人。
▽松崎町長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2003年11月29日以前に生まれた人
- 2021年8月22日以前に松崎町へ転入届を出し、引き続き住所を有する人
▽松崎町長選の期日前投票
期 間:11月24日~27日
時 間:8時半~20時
投票所:生涯学習センター2階小会議室
▽松崎町メモ
位置 | 静岡県の伊豆半島南西部の海岸沿いにある |
面積 | 85.19㎢ |
隣接 | 下田市、南伊豆、西伊豆、河津各町 |
人口 | 6174人、2914世帯(2021年10月末現在) |
町長報酬 | (月額)61万2000円 |
観光地 | なまこ壁、松崎温泉、道の駅「花の三聖苑」、雲見くじら館 |
名産品 | 棚田米、アユ、桜葉、栄久ぽんかん、キビナゴ |
有名人 | 三國連太郎(俳優)、依田勉三(十勝平野の開拓者) |
松崎町長選2021の立候補者のプロフィールや経歴、政策・公約・主張
◇藤井 要(ふじい・かなめ)氏
生年月日:1951年2月15日
出身地 :静岡県松崎町
出身校 :松崎高
主な経歴:松崎町議、町議会議長、農協勤務
【主な政策・公約・主張】
- 人口減少や高齢化対策
- 地域経済、医療の近隣市町との連携強化
- 町民目線に立った町政運営の推進
◇深沢 準弥(ふかざわ・じゅんや)氏
年 齢:54歳
出身地 :静岡県松崎町
出身校 :関東学院大
主な経歴:松崎町企画観光課長、町教委事務局長
【主な政策・公約・主張】
- 岩科診療所の開設の見直し
- 「道の駅」の地場産品直売所の開設を見直し
- 町民との対話を重視した町政運営の推進
松崎町長選以外の2021年11月28日執行の注目選挙
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