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現職と新人の一騎打ち
任期満了に伴う和歌山県紀の川市長選挙は11月28日、告示された。投開票は12月5日。立候補を届け出たのは共に無所属で、新人で元紀の川市議の森田幾久氏(54)と、5選を目指す現職の中村慎司氏(79)=自民、公明、国民民主推薦=の2人。紀の川市長選の立候補者の公約や政策、経歴、情勢予想、投票・開票の結果速報を伝える。

紀の川市の夜景
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紀の川市長選2021の開票速報・投票率速報・当選予想
【立候補者】
森田 幾久氏〇 得票数12088
中村 慎司氏△ 得票数17719 当選
※◎=確実 〇=有力 △=善戦 無印=対象外
※投票率58.85%
紀の川市長選は、現職の中村慎司氏が新人の森田幾久氏を破り、5選を果たした。
【紀の川市長選の争点や情勢】
紀の川市長選の争点は、新たな変異株の「オミクロン株」が国内でも確認されるなど、新型コロナウイルス感染防止対策が中心。迅速な3回目のワクチン接種に向けた体制づくりなども、有権者にとって関心が持たれるテーマだ。基幹産業の農業の振興策、少子高齢化が進むまちの活性化策なども争点に挙げられる。5選を目指す中村慎司氏の市政継続が、新人の森田幾久氏への刷新かをめぐって、市民が審判を下す。選挙戦は2009年以来12年ぶり。
【前回2017年の紀の川市長選の状況】
前回の紀の川市長選は11月12日に告示され、現職の中村慎司氏(75)以外に立候補の届け出がなく、無投票で4選を決めた。
紀の川市長選挙2021の有権者や投票、紀の川市の詳細
紀の川市長選挙の12月5日の投票は、7~19時(一部投票所で繰り上げ)に紀の川市内45カ所の投票所で行い、20時から「紀の川市民体育館」で即日開票する。11月27日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は5万2085人。
▽紀の川市長選に投票できる人
- 日本国籍を有している人
- 2003年12月6日以前に生まれた人
- 2021年8月27日以前に紀の川市に転入届を出し、引き続き住所がある人
▽紀の川市長選の期日前投票
期 間:11月29日~12月4日
時 間:8時半~20時
投票所:5カ所
- 紀の川市役所本庁1階ロビー
- 粉河ふるさとセンター2階視聴覚室
- 那賀保健福祉センター1階
- 紀の川市役所桃山支所2階
- 中貴志コミュニティセンター1階研修室1
▽紀の川市メモ
位置 | 和歌山県の北部にある |
面積 | 228.21㎢ |
隣接 | 和歌山、海南、岩出各市、かつらぎ、紀美野両町/大阪府泉南、泉佐野、貝塚、岸和田各市 |
人口 | 6万631人(2021年10月31日現在) |
市長報酬 | (月額)80万5100円 |
観光地 | 神通温泉、春林軒、フラワーヒルミュージアム |
名産品 | 南高梅、ミカン、ブドウ、柿、桃 |
有名人 | 山口明夫(日本IBM社長)、西川遥輝(プロ野球選手) |
紀の川市長選2021の立候補者のプロフィールや主な経歴、公約・政策・主張
◇森田 幾久(もりた・いくひさ)氏
年 齢 :54歳
出身地 :和歌山県紀の川市
出身校 :東洋大法学部
主な経歴:紀の川市議(5期)、市議会副議長、旧粉河町議(2期)、会社員
【主な政策・公約・主張】
- 熊取バスを貴志川へ延伸するなどの幹線バスの充実
- 下水道の集中強化で居住地の整備を促進
- 小中一貫校を設立して教育レベルの底上げ
- ITを活用した若者の起業支援
- 京奈和自動車道の4車線化の推進
◇中村 慎司(なかむら・しんじ)氏
生年月日:1942年6月7日
出身地 :和歌山県紀の川市
出身校 :和歌山県立向陽高
主な経歴:紀の川市長(4期)、貴志川町長(3期)
【主な政策・公約・主張】
- 京奈和関空連絡道路の実現
- 小中学校の給食の無償化
- コロナ禍からの経済回復に向けた地域振興券の配布
- 新型コロナウイルス感染症対策
- 4期16年の市政運営の実績
紀の川市長選以外の2021年12月5日執行の注目選挙
当サイトでは紀の川市長選以外にも、12月5日執行のその他の注目選挙も掲載している。